野毛(のげ)は、東京都世田谷区の町名。現行行政地名は野毛一丁目から野毛三丁目。郵便番号158-0092。
世田谷区西部に位置し、玉川地域に属する。北で上野毛・中町・東で等々力、南東で玉堤、南西の多摩川河川敷および多摩川を跨いだ先で川崎市高津区下野毛・北見方に接する。東急大井町線上野毛駅・等々力駅、東急田園都市線二子玉川駅が最寄。真言宗智山派善養寺には「善養寺のカヤ」と呼ばれるカヤの大木がある。東京都の天然記念物。
東京都都市整備局が2022年に発表した地震に対する総合危険度の町丁別評価では、野毛一丁目から三丁目までいずれも、5段階評価のうち相対的に最も安全とされる「レベル1」となった。
住宅地の地価は、2014年(平成26年)1月1日の公示地価によれば、野毛1-9-22の地点で48万5000円/m2となっている。
野毛はもともと上野毛との対で下野毛村と呼ばれ、1889年に玉川村の大字下野毛となる。1912年に下野毛のうち多摩川右岸は神奈川県に編入された。1932年には世田谷区玉川野毛町とされ、1969年の住居表示改正により、現在の「野毛」となった。
野毛大塚古墳は野毛一丁目の玉川野毛町公園内にある、丸子川沿いの荏原台古墳群を代表する古墳である。この古墳のみならず、周辺には多くの古墳が存在しており、帆立貝型の前方後円墳が特徴。東京都の史跡に指定されている。
古く「ノゲ・ニゲ・ヌゲ・ナゲ」は「崖」を意味する言葉。当地が国分寺崖線にあることから「野毛」とされた。
2019年(令和元年)9月1日現在の世帯数と人口は以下の通りである。
区立小・中学校に通う場合、学区は以下の通りとなる。
域内に鉄道駅はない。東急大井町線上野毛駅・等々力駅・尾山台駅が近隣に所在する。
すべて東急バスによる運行。
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