木曽川橋(きそがわばし)は、木曽川を跨ぎ愛知県一宮市と岐阜県羽島郡笠松町を結ぶ岐阜県道14号岐阜稲沢線の橋梁である。
土木学会は、国指定重要文化財に相当するとして「日本の近代土木遺産」に認定したほか、岐阜県は、「歴史的鋼橋」、愛知県は「近代化遺産」としている。
岐阜と東海道を結ぶ尾張藩道である岐阜街道は、その道中の木曽川を渡し船(宝江の渡し)で超えていたが、1876年(明治9年)の国道指定を受けて、木曽川橋として架橋されることとなった。
昭和に入り、太平洋と日本海を連絡する必要が増すと、名古屋から敦賀に至る国道12号の改良が計画され、その経路にある木曽川橋も木橋から鋼橋に架け替えられた。増田淳の増田橋梁事務所が設計した橋長462.4mの鋼ブレースドリブ・タイドアーチ橋で、1937年(昭和12年)に竣工した。
1964年(昭和39年)に、歩道が添架された。
長らく河床に旧橋の橋脚跡が残っていたが、2012年(平成24年)の河床整備の際に撤去された。
1878年(明治11年)の明治天皇巡幸の際に、宝江渡船に代えて舟橋が架けられたが、3年後の洪水で流失した。
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