ラグビーワールドカップ1999は、1999年10月1日から11月6日まで、ウェールズを中心にイングランド、スコットランド、フランス、アイルランドにまたがって開催された第4回ラグビーワールドカップ。
出場枠がこれまでの16から20に増加。この大会に限り、プールステージの後に決勝トーナメント進出をかけたプレーオフが行われた。
予選
この大会で予選を免除されたのは開催国ウェールズと前回大会の上位3チーム(南アフリカ、ニュージーランド、フランス)のわずか4チーム。残りの16枠が予選に割り振られた。このため、豪州・イングランド・スコットランド・アイルランドといった強豪国も大陸予選に参加している。また、大陸間プレーオフが導入された。
地区予選枠(14)
- 欧州6
- 30チームが出場し3ラウンドに分かれて行われた。第3ラウンドでは参加9チームを「シード国+第2ラウンド・プール1位通過国+第2ラウンド・プール2位通過国」×3組に分け、1回総当たりのリーグ戦を実施。各組上位2チーム、計6チームが本大会出場権獲得、3位の3チームは大陸間プレーオフに回る。
- 南北アメリカ3
- 12チームが出場し4ラウンドに分かれて行われた。第4ラウンドではシードのアルゼンチン・カナダ・アメリカ合衆国、第3ラウンドを勝ち上がったウルグアイの4チームが1回総当たりのリーグ戦で争い、上位3チームが本大会出場権を獲得。4位のチームが大陸間プレーオフに回る。
- アフリカ1
- 9チームが出場し4ラウンドに分かれて行われた。第4ラウンドではシードのモロッコ・コートジボワール、第3ラウンドを勝ち上がったナミビア・ジンバブエの4チームが1回総当たりのリーグ戦で争い、上位1チームが本大会出場権を獲得。2位のチームが大陸間プレーオフに回る。
- アジア1
- 8チームが出場し3ラウンドに分かれて行われた。第3ラウンド(アジア地区最終予選)ではシードの日本・韓国・香港、第2ラウンドを勝ち上がったチャイニーズタイペイの4チームが1回総当たりのリーグ戦で争い、上位1チームが本大会出場権を獲得。2位のチームが大陸間プレーオフに回る。
- オセアニア3
- 8チームが出場し3ラウンドに分かれて行われた。第3ラウンドではシードの豪州・サモア、第2ラウンドを勝ち上がったフィジー・トンガの4チームが1回総当たりのリーグ戦で争い、上位3チームが本大会出場権を獲得。4位のチームが大陸間プレーオフに回る。
大陸間プレーオフ(2)
各大陸予選から7チームが参加。2組に分かれて各組を勝ち残ったチームが本大会出場権を獲得。
1組
ラウンド1
総得点64-34でトンガがラウンド2へ進出。
総得点108-45で韓国がラウンド2へ進出。
ラウンド2
2勝のトンガが本大会進出。
2組
ラウンド1
2勝のウルグアイがラウンド2へ進出。
ラウンド2
総得点36-24でウルグアイが本大会進出。
本大会出場チーム
プールステージ
1.勝ち点(勝ち:3 引き分け:2 負け:1) 2.直接対決の成績 3.得失点差 の順で争われる。
プールA(スコットランド)
プールB(イングランド)
プールC(フランス)
プールD(ウェールズ)
プールE(アイルランド)
プレーオフ
1999年10月20日
- イングランド(プールB 2位) 45–24 フィジー(プールC 2位) - ロンドン
- スコットランド(プールA 2位) 35–20 サモア(プールD 2位) - エディンバラ
- アイルランド(プールE 2位) 24–28 アルゼンチン(プール3位 最上位) - ランス
決勝トーナメント
決勝
日本での放送体制
NHKで開幕試合ウェールズvsアルゼンチンと、日本戦全試合、準決勝2試合、決勝戦が中継された。
また、Sky sports 2では全試合中継された。
ラジオでも文化放送で日本戦全試合を中継した。
外部リンク
- ラグビーワールドカップ公式ウェブサイト(英語)(フランス語)(スペイン語)(日本語)
- ラグビーワールドカップ公式Facebook(英語)(フランス語)(スペイン語)(日本語)
- ラグビーワールドカップ公式Twitter(日本語)
- ラグビーワールドカップ公式Twitter(英語)
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