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スパイダーマン (1967年のテレビアニメ)


スパイダーマン (1967年のテレビアニメ)


スパイダーマンSpider-Man: 1967 TV series)は、1967年(昭和42年)9月9日から1970年(昭和45年)6月14日までアメリカ合衆国のABCネットワークで放送されたマーベル・コミックのテレビアニメシリーズ。

概要

本作はカナダとの共同制作によって、1967年(昭和42年)9月9日から1970年(昭和45年)6月14日までアメリカ合衆国のABCで全3シーズン全52話が放送された。この番組では1963年(昭和38年)の漫画(コミカルタッチ)を元に作られている。後に何度もシリーズ作品が作られているため、ここでは旧アニメシリーズとして扱う。現在の配給はウォルト・ディズニー・テレビジョンが行っており、ライセンスはディズニー・エンタプライズが所有している。1994年にはTAS版が製作された(日本では2004年7月にカートゥーンネットワークで放送)。ただし、本作の著作権であるマーベルが2010年代まで本作と東映版を配信していた。

日本での展開

現在、CSで2003年9月から12月まで21時00分に放送されていたと思われる吹き替え版の実績が確認できておらず、少なくとも裏番組の1つ(キッズステーション)は確認できている。

初代吹き替え版

この吹き替え版は東京12チャンネル⇒テレビ東京(現在)で1974年7月23日より放送開始(ただし新番組マーク無し)、同年8月30日を以って一旦終わるが、同年10月10日に再放送された後、同年11月30日から続きを放送。1975年3月29日を以って放送は終わる。

第1話の台本に『快傑くも人間』というタイトルがあるが、1974年7月23日から8月30日までの放送時点では『スパイダーマン』(同年10月10日もこのタイトル)で、1974年11月30日以降は『まんがスパイダーマン』としてラテ欄に掲載されていた。

ザッツTVグラフィティにも1974年から東京12チャンネルで放送されたと掲載されている。

1976年7月6日から8月31日までは北海道テレビ放送で月曜~金曜 17時00分 - 17時30分の時間に「スパイダーマン誕生」から放送。再放送回の最終話は「命令光線」で終了。

放送話数はアメリカ版と異なり、先にラルフ・バクシ製作版から放送していた。ピーターの担当声優は富山敬、翻訳は滝沢ふじおが担当。日本語版制作はトランスグローバル。30分版には来週予告が存在。

2代目吹き替え版

日本ではローカル局で1980年代から1990年代まで放送され(放送局を参照)、テレビ東京では『アニメランド』で1986年6月30日から11月20日まで15分番組として再放送された。日本語のみの一カ国語放送。

この吹き替え版からオリジナル版主題歌を起用するようになった。ピーターの声は田中秀幸、ベティは横尾まり。

本作による製作事情

適当な台本や演技、そして極端な低予算で知られる。低予算であったため、予算を倹約するためスパイダーマンのコスチュームの蜘蛛の巣柄は顔、腕とブーツだけになり、残りは無地になっていたが、胸と背中のクモは残された。また、前の放送分で使った一枚の絵を別の回で使い回すのを多用しており、ニューヨーク市上空を飛ぶシーン、ピーターが白いシャツを脱ぎ捨て下に着ていたスパイダースーツに着替えるところ、マスクを着用して変身するところなどは、すべて使い回しだった。登場人物の動きも最小限とされた。第1期は初回放送予定の日にちの3か月前の時点で完成しておらず、たとえば、"Farewell Performance"という回は1967年(昭和42年)8月の時点ではまだ収録中で、 アメリカ合衆国のリンドン・ジョンソン大統領(当時)の59歳の誕生日を新聞が報じている場面までしかできてなかった。シーズン1の制作元であるグラントレー=ロレンス社が倒産した後、シーズン2以降はラルフ・バクシ監督のもとクランツ社で制作されたが、予算はさらに劇的に減らされ、シーズン3に入るも予算の削減が激しくなり、このうち2話分(シーズン2 第8話『Phantom from the Depths of Time』とシーズン3 第10話『Revolt in the Fifth Dimension』)は『ロケット・ロビンフッド』2話分(『From Menace to Menace』『Dementia Five』)の動画をまるまる再利用し、登場人物のロビンフッドをスパイダーマンに差し替えただけで制作された。また、放映済みの分を最小限の変更だけ加えて再利用することも行われた。

この時期の幾つかのエピソードには、有名なSF/ファンタジー作家のリン・カーターが脚本を担当。

スパイダーマンのコスチュームには基本的な部分が抜けていた。コスチュームのクモの足が8本ではなく6本になっており、これをシーズン1を通してそのまま放送されてしまった。シーズン2では8本足のクモが描かれていたが、シーズン1の映像が再利用されている。

シーズン2とシーズン3のエピソードでは、原色調、色の濃さ、サイケデリックな映像、雰囲気のある音楽で構成されていた。バクシ氏は平凡な高校生のピーターの日常を描くが、「Criminals in the Clouds」ではフットボール・チームに参加させず、「Diamond Dust」では野球チームのスター投手に選ばれることもあった。いろんな女性とデートしているピーターだが、自分がヒーローであることを隠したり(Home)、スパイダーマンになって街を救っており(Swing City)、彼を待っている女性たちはカンカンになっていた。ピーターが長い間つきあっていたデート相手は「Criminals in the Clouds」に登場したスーザン・ショーで、エピソードごとに姿が異なるがシーズン3まで登場し続けた。

バクシ氏は、ピーターがスパイダーマンになるまでの経緯を描いた「スパイダーマンの誕生」を提供。この回では1968年7月に出版された「The Spectacular Spider-Man」第1号の「in the Beginning」を基に製作されている。放送される数ヶ月前、この本のエピソードにあるスタン・リーのセリフの一部をこの回に採用している。

テーマソング

本作のテーマソング『スパイダーマンのテーマ』は映画でも使われ、カバーもされた人気曲である。歌詞はアカデミー賞受賞者ポール・フランシス・ウェブスターによるもので、作曲はボブ・ハリスである。オリジナル版はトロントのRCAスタジオ(動画の制作と同じ場所)でカナダ放送協会所属の歌手12人(ビリー・ヴァン・シンガーズとローリー・ボウワー)を使って収録された。音楽はニューヨークのRCAスタジオで別撮りのものを合成した。歌手には収録分だけが支払われ、それ以降の再放送出演料は支払われていなかった。

サウンドトラック

シーズン1ではレイ・エリス作曲による「オリジナル・サウンドトラック」が使用されたが、シーズン2以降ではKPM(NFL等)、Capitol、Conroy、Josef Weinbergerといった音楽ライブラリを使用している。また、『マーベル・スーパーヒーローズ(邦題:まんがスーパー大集合)』のBGMも一部流用している。

来週予告(NEXT WEEK)

エンディングの後(海外版ではエンディングの前)に流れる来週予告には5日分のアイキャッチがあり、それぞれ映像とセリフが異なる(「僕のチャンネルに合わせなくっちゃ!」も含める)。特にスパイダーマンが「もっと面白い冒険を、みんなに見せてやるぞ!」などと言っていたこともある。「NEXT WEEK」は、黒を縁取りに黄色い文字で書かれていた。

シーズン1では、エピソードごとに次のお話のシーンが流れ(予告のため、時間帯の大空の背景が異なったりする)、スパイダーマンが次回の内容を説明している。ミステリーなどに興味を持っている人たちには「見逃すな!(Don't Miss it!)」と言っていた。

シーズン2では、全話同じシーン(一部回は拳銃の音も含まれる(Swing Cityの予告より))で、最初はナレーションが「スパイダーマンの誕生」と「キングピンネッド」の予告をしていたが、「スウィングシティ」以降はスパイダーマンが担当。

日本語吹き替え版で存在が確認できているのは、富山敬版のみ。田中秀幸版は無し。ちなみに、上記に書いた"チャンネル"や、見逃すな!は富山敬版のものではない。

スパイダーバース

コミック

2014年から2015年にかけて発表されたコミック『スパイダーバース』で、『アルティメット・スパイダーマン』のピーターとマイルスがアース67の世界で本作のスパイダーマンに会うシーンがある、そこではエレクトロ、グリーン・ゴブリン、バルチャー、ドクター・ノア・バディーとの戦いが見られた。この場面には、本作のエピソード『To Catch a Spider』が再現されていた。なお、本作の舞台であるアース-6799は旧世界と設定されている。

映画

スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホームでは、本作のエピソードをパロディに製作された場面が2つ存在する。1つ目はネッド・リーズがピーター・パーカーに話しかける場面、2つ目は3人のピーター・パーカーが混乱してどっちがスパイダーマンか見極めるという場面だった。前者は製作チームがどんなミームにしようかと考えているときにアンドリュー・ガーフィールドの名案で完成したもので、後者は映画の撮影中で自然に成功したものだった。

アニメ映画

2018年公開の映画『スパイダーマン:スパイダーバース』に本作の偽スパイダーマンが登場し、こちらは本作のエピソード『Double Identity』の本物のスパイダーマンが倉庫の前にいる詐欺師を止めにやってくる前の場面を流用している。アース67の声はヨーマ・タコンヌが担当。また、この作品はミームとして有名だった。日本語吹き替え版は稲田徹(ノンクレジット)。2023年公開の映画スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバースでも再びこのパロディが流れており、ミゲルから「スパイダーマンを捕まえろ!」と命令されると、全種のスパイダーマンたちは「君か?」と混乱してしまう。スパイダー・ソサエティと一緒にマイルズ・モラレスを追っているとき、彼はパンチをした直後に筋肉をつってしまう。

ネットミーム

ネットの時代により、この作品のネットミームは数多く知られている。本作を見ていたファンだけでなく(来週予告で興味を持った「ミステリー好き」の人たちも含む)、コミックや他のシリーズで知っている人物でも知られており、英語で書かれているものは、本編の台詞にはないこともある。上記でも伝えたように、映画でも使われている。この「Walloping Web Snappers!("ウォロピング・ウェブ・スナッパーズ"と発音する)」というセリフは海外では有名なほどで、スパイダーマン/ピーター・パーカー役のポール・ソールズが自身のホームページのフラッシュでそのセリフを引用していた。現在は運営しておらず、削除されている。この台詞は敵の目撃やまずい物を発見した時の反応で書かれており、日本語版でも「嘘だろ・・・、なんだあれは!?(Walloping Web Snappers, What is that!?)※「金属を食べる怪物だ!」というセリフが含まれた「Diet of Destruction」より。」などといった訳になっている。

登場人物

日本語版については、検証可能な吹き替え版のみ掲載。

メイン

スパイダーマン/ピーターパーカー
声 - ポール・ソールズ、日本語吹き替え版 - 富山敬(初代)、田中秀幸(2代目)
フリーカメラマンの青年。既にミッドタウン高校を卒業しており、ニューヨーク州立大学エンパイヤ・ステート校に通っている。
スパイダーマンに着替える前、場合によっては手腕に付けているクモ糸発射装置「ウェブ・シューター」を調整チェックをすることがある。
スパイダーセンスについては音は鳴らず、視聴者では分からないような自分で感じるものだった。
ジェイ・ジョナ・ジェイムソン
声:ポール・クリグマン、日本語吹き替え版 - 不明(初代)、北村弘一(2代目)
ピーターの上司であり、デイリービューグルの社長、通称JJJ。
ベティ・ブラント
声 - ペグ・ディクソン、日本語吹き替え版 - 不明(初代)、横尾まり(2代目)
デイリービューグルの女性秘書だが、スパイダーマンのこともピーターのことも信頼しており、(彼女にとっても)良い上司とは言えないジェームソン社長といつも対立している。
日本語吹き替え版では実写映画シリーズでも同様、クールに喋っていたイメージがある。ちなみにこれは、現在確認できる2代目の吹き替え版のことではない。

ニューヨーク市警察

オマリー
声:バーナード・コワン、日本語吹き替え版 - 不明(初代)、不明(2代目)
ニューヨーク市警察に勤務している警備員
オブライエン
声:バーナード・コワン、日本語吹き替え版 - 不明(初代)、不明(2代目)
ニューヨーク市警察に勤務している巡査
ネッド・ステイシー
声:レン・カールソン、日本語吹き替え版 - 不明(初代)、不明(2代目)
コミックではジョージ・ステイシー
ニューヨーク市警察に勤務している警部、シーズン2の最終話に登場。

ピーター・パーカーの家族

メイ・パーカー
声:トム・ハーヴェイ、日本語吹き替え版 - 不明(初代)、不明(2代目)
ピーターのおばあさん。通称では、メイおばさん。いつもピーターの面倒をみている。
ベン・パーカー
声:ペグ・ディクソン、日本語吹き替え版 - 松岡文雄(初代)、不明(2代目)
ピーターの叔父であり、メイの夫でもある。通称では、ベンおじさん。
甥であるピーターに心優しくしており、ピーターにとっては両親みたいな存在だったが、映画スタジオから逃げてきた銀行強盗に殺されてしまう。

コナーズ博士の家族

グレース・コナーズ
声:ペグ・ディクソン、日本語吹き替え版 - 不明(初代)、不明(2代目)
コナーズ博士の妻
ビリー・コナーズ
声:ビリー・メイ・リチャーズ、日本語吹き替え版 - 不明(初代)、不明(2代目)
コナーズ博士とグレースの息子

ピーターの関係者

リザード / コナーズ博士
声:ギリー・フェンウィック、日本語吹き替え版 - 不明(初代)、不明(2代目)
スマーター博士
声:ギリー・フェンウィック、日本語吹き替え版 - 不明(初代)、矢田稔(2代目)
ロボットとロケットを開発している博士。
メリー・ジェーン・ワトソン
声:ペグ・ディクソン、日本語吹き替え版 - 不明(初代)、不明(2代目)
ピーターのガールフレンド、シーズン3から登場。
本作の設定では、ネッド・ステイシーの姪とされている。

キャッスル・シアター

ブラックウェル
声:、日本語吹き替え版 - 不明(初代)、不明(2代目)
キャッスル・シアターで活躍している大物マジシャン。
エミリー・ソーンダイク
声:、日本語吹き替え版 - 不明(初代)、不明(2代目)
キャッスル・シアターの舞台女優。
ジェームス・ブース
声:、日本語吹き替え版 - 不明(初代)、不明(2代目)
キャッスル・シアターの舞台俳優。

ヴィラン

ドクター・オクトパス
声:バーン・チャップマン→トム・ハーヴェイ、日本語吹き替え版 - 南利明(初代)、田中康郎(2代目)
ミステリオ
声:クリス・ウィギンス、日本語吹き替え版 - 不明(初代)、不明(2代目)
エレクトロ
声:トム・ハーヴェイ、日本語吹き替え版 - 不明(初代)、広瀬正志(2代目)
ヴァルチャー
声:ポール・ソール→ギリー・フェンウィック、日本語吹き替え版 - 不明(初代)、加藤治(2代目)
グリーン・ゴブリン
声:カール・バナス、日本語吹き替え版 - 不明(初代)、西村知道(2代目)
ライノ
声:ポール・ソールズ、日本語吹き替え版 - 不明(初代)、加藤治(2代目)
サンドマン
声:トム・ハーヴェイ、日本語吹き替え版 - 不明(初代)、不明(2代目)
スコーピオン
声:カール・バナス、日本語吹き替え版 - 不明(初代)、不明(2代目)
キングピン
声:ポール・ソールズ、日本語吹き替え版 - 不明(初代)、加藤治(2代目)
マグニートー
声:バーナード・コワン、日本語吹き替え版 - 不明(初代)、不明(2代目)
ヘンリー・スマイス
声:ヘンリー・レイマー、日本語吹き替え版 - 不明(初代)、不明(2代目)
コミックとそれ以降のシリーズではスペンサー・スマイス。

プロッター

コミック版とそれ以降のシリーズではエンフォーサーズ

ボス
声:ギリー・フェンウィック、日本語吹き替え版 - 不明(初代)、不明(2代目)
プロッターのリーダー、名前は語られなかった。
カウボーイ
声:バーナード・コワン、日本語吹き替え版 - 不明(初代)、不明(2代目)
プロッターの手下、ロープを使う極悪人。
オックス
声:ポール・ソールズ、日本語吹き替え版 - 不明(初代)、不明(2代目)
プロッターの手下、いつも腹ぺこな極悪人。

オリジナル・ヴィラン

ノア・バディー
声:ヘンリー・ラマー、日本語吹き替え版 - 不明(初代)、不明(2代目)
透明人間のように透明になれる装置を発明した極悪人。
ファントム
声:マックス・ファーガソン、日本語吹き替え版 - 不明(初代)、不明(2代目)
5番街の何処かに隠れている謎の極悪人。
ミス・トラブル
声:ペグ・ディクソン、日本語吹き替え版 - 不明(初代)、不明(2代目)
本屋のオーナーで、パンドラの箱を持つ極悪人。
ドクター・フォン・シュリック
声:バーナード・コワン、日本語吹き替え版 - 不明(初代)、不明(2代目)
スタン・パターソン
声:アルフィー・スコップ、日本語吹き替え版 - 不明(初代)、不明(2代目)
1人目のハエ男、リーとは仲の良き悪い弟。
リー・パターソン
声:ポール・キングマン、日本語吹き替え版 - 不明(初代)、不明(2代目)
2人目のハエ男、スタンとは仲の良き悪い兄。
ファンタスティック・ファキール
声:ポール・ソール(英)、日本語吹き替え版 - 不明(初代)、不明(2代目)
アラビア人。魔法のフルートで動物などを動かしたりできる。
パラフィーノ
声:レン・カールソン、日本語吹き替え版 - 不明(初代)、不明(2代目)
『パラフィーノの蝋人形館(Parafino's Wax Museum)』を経営している極悪人。
ハーレイ・クリブドン
声:クリス・ウィギンス、日本語吹き替え版 - 不明(初代)、不明(2代目)
オーストラリア人のハンター。
チャールズ・カメオ
声:クロード・レイ→カール・バナス、日本語吹き替え版 - 不明(初代)、不明(2代目)
元々は俳優だったが、あまり評判にならないので犯罪の世界へと飛び込んだ。
コテップ
声:カール・バナス、日本語吹き替え版 - 不明(初代)、不明(2代目)
ファラオの地から誕生した魔術師。
コガ
声:ギリー・フェンウィック、日本語吹き替え版 - 不明(初代)、不明(2代目)
魔法でニューヨークを乗っ取ろうとした中国人のヴィラン。
クライブ
声:トム・ハーヴェイ、日本語吹き替え版 - 不明(初代)、不明(2代目)
元映画プロデューサー。スピリットスコープという武器でブロットという黒い生き物を作って蘇らせた。
デスペラード
声:バーナード・コワン、日本語吹き替え版 - 不明(初代)、広瀬正志(2代目)
カウボーイの青年。ニューヨーク市内で強盗を何度か連続して罪を犯した。
キャロル
声:ペグ・ディクソン、日本語吹き替え版 - 不明(初代)、不明(2代目)
ニューヨーク州に住んでいたエイリアン、本名は不明。キャロルの両親は、キャロルの父だけ登場している。どちらもウェブシューターが使える能力がある。
インフィナータ
声 - クリス・ウィギンス、日本語吹き替え版 - 加藤精三(初代)、不明(2代目)
「宇宙の図書館を追え」に登場する赤い骨のような怪物。
ヴェスパシアン
声 - ?、日本語吹き替え版 - 不明(初代)、不明(2代目)
透明の薬を発明した科学者、ブルータスという犬を飼っている。日本放送時の名称ではヴェスパシアン博士とドクター・ヴェスパシアンで2種類存在する。
ドクター・ザップ
声 - トム・ハーヴェイ、日本語吹き替え版 - 不明(初代)、不明(2代目)
アーヴィング・コールドウェルが発明した反重力機能を搭載のアストロヘルメットの秘密を知りたがる悪者。
スカーフ
声 - ?、日本語吹き替え版 - 不明(初代)、不明(2代目)
スカーフ集団のリーダー。ブロードウェイで集団の仲間たちと一緒に現金を強奪したり、観客に笑いガスを仕込ませて高級アクセサリーを盗んで逃走したこともあったが、無事に脱出するも警官に囲まれてスパイダーマンに殴られた後に現行犯で逮捕された。

その他

スカイボーイ/ヤン・コールドウェル
声 - レン・カールソン、日本語吹き替え版 - 不明(初代)、不明(2代目)
ドクター・ザップに連れ去られた父を探すため、アストロヘルメットを着けてスカイボーイに変身する。
アーヴィング・コールドウェル
声:ポール・ソールズ、日本語吹き替え版 - 不明(初代)、不明(2代目)
アストロヘルメットを発明した科学者、ヤンの父。ドクター・ザップに攫われているところをスパイダーマンに助けられた。
スロート
声 - ?、日本語吹き替え版 - 不明(初代)、不明(2代目)
銀行家の男性
スーザン
声 - ペグ・ディクソン、日本語吹き替え版 - 不明(初代)、不明(2代目)
ポリー
声 - ペグ・ディクソン、日本語吹き替え版 - 不明(初代)、不明(2代目)
ソーニャ
声 - ペグ・ディクソン、日本語吹き替え版 - 不明(初代)、不明(2代目)
船長
声 - ペグ・ディクソン、日本語吹き替え版 - 不明(初代)、不明(2代目)
幽霊船のエピソードに登場。
アソム
声 - ペグ・ディクソン、日本語吹き替え版 - 不明(初代)、不明(2代目)
「宇宙の図書館を追え」に登場。惑星ゴ―ス(富山敬版ではカマサ遊星)がインフィナータに攻撃され、スパイダーマンにゴ―ス惑星の図書館のディスクを渡した後、死亡している。
パルド
声 - ?、日本語吹き替え版 - 不明(初代)、不明(2代目)
「パルドからのおくりもの」に登場。ニューヨーク市に劇場で市民を洗脳させ、街に巨大ネコを出現させて住民たちに恐怖を浴びせていた。
サブゼロ
声 - ?、日本語吹き替え版 - 不明(初代)、不明(2代目)
氷の宇宙人、冥王星在住。故郷に帰れなくて困っているため、スマーター博士に頼んで修理してもらい、ダイヤのロケット(元々は氷山)で冥王星に帰還した。
ナレーション
声 - バーナード・コワン、日本語吹き替え版 - 石井敏郎(初代)、不明(2代目)


主題歌

オープニング・エンディング『スパイダーマンのテーマ』
歌:カナダ放送協会所属の歌手12人(ビリー・ヴァン・シンガーズとローリー・ボウワー)
日本初上陸当初は「くも人間」という歌詞になっていたが、1980年代に入ってからは英語オリジナル版を流用している。
当初はカタカナの「スパイダーマン」が躍る場面が見られたが、1980年代の放送以降では「SPIDER-MAN」になっている。
近代映画社が発行しているスクリーンのアメコミ特集(1978年頃、何月号かは不明)で、本作の日本語版オープニング映像の終盤部分を確認することができる模様。
Collection James Bond 007

各話リスト

初代吹き替え版と2代目吹き替え版の出典

エピソードには原作に基づいて製作されたものが幾つかあるが、殆どはアニメオリジナルである。なお、似た名前のエピソードがコミックにあるが、原作には直接関係がない。特にコミック版の「Vulture's Prey」(The Amazing Spider-Man (1963) #64より)では時計塔でスパイダーマンとバルチャーが戦うシーンが一切出てこない。

シーズン1

シーズン2

原題不明のエピソード
  • 幻のインカ帝国 - HTB放送時の邦題。原語では「インカ帝国」(Inca Empire)という内容が一切出てこなかったため、日本独自の演出とみられる。
  • ブライトアゲン - HTB放送時の邦題。内容が不明。

シーズン3

話数不明もしくは原題不明のエピソード(初代吹き替え版)
  • 第52話「ジェイムスン編集長ついに勝つ」

原題不明のエピソード(2代目吹き替え版)

  • 「赤鬼に金棒」
  • 「オードロの大捕物」

北海道テレビ放送版放映分

1976年放映分(全41話)の完全版をここに書き写す。2話編成の回はAパートしか掲載されていなかったため、当時の視聴者が頼りとなる(原題も含めておく)。一部回については既に台本にて判明しているが(No.1「スパイダーマンの誕生(仮題:快傑くも人間の誕生)」、No.16「マイナス280度」、No.21「博士を襲った異常な結末/ブロードウェイ作戦」、No.26「宇宙の図書館を追え」)、以下の通り再放送のせいでNo.26がズレている。台本にあった来週予告が放送されていたかは不明。ちなみにこのバージョンは30分で構成されていたために、東京12チャンネルで放送された全42話の15分版より多い。この吹替ではセリフの細部が違う話もあるが、これも真相は不明。アメリカ版DVDのレビューで全52話があったという話もあるが、他の地域の可能性が高い。

放送局

初代吹き替え版

2代目吹き替え版

ホームメディア

アメリカでは過去にVHSビデオを1980年代・1990年代・2000年代に発売したことがあり、中でも1981年のアニメ版(カナダのみ)と平成アニメ版のDVDに映像特典として収録されたこともある。2008年と2009年に、カナダのモーニングスター・エンターテインメントからDVDがリリースされているが、こちらはVHSとベータマックスからコピーされた物だった。2004年にはブエナ・ビスタ・ホーム・エンターテイメント(5年後にウォルト・ディズニー・カンパニーがマーベルを買収)から『Spider-Man: 67 Classic Collection』のタイトルでDVD-BOXがリリースされた(リージョン1のため日本での視聴には対応の再生機器やDVD-ROMドライブ用のパソコンが必要)。これは全52話の本編を完全収録しているが、CM宣伝用や次回予告のバンパーは1回分のみ収録、しかし前52話の本編はVHS及びDVDでも無修正のまま収録しているために映像と音声が同期されていない回が存在する。因みにシーズン2放送時のオープニング映像は収録されておらず、シーズン1のものが使われている。 2008年11月10日にはイギリスの販売会社『リベレーション・エンターテインメント』が最初のシーズンを収録したリージョン2のDVDをリリース。その後、同国の販売会社『ClearVision(クリアビジョン)』もリージョン2の権利を取っている。

ネット配信

アメリカでは過去にNetflixで配信されていたが、Disney+では配信されていない。日本のディズニープラスでの配信も未定。

スタッフ

  • 原作 - スタン・リー、スティーブ・ディッコ(マーベル・コミック・マガジン)
  • 製作総指揮 - ロバート・L・ローレンス
  • プロデューサー - レイ・パターソン
  • 監督 - グラント・シモンズ、クライド・ジェロニミ、シド・マークス
  • ストーリー監督 - ジュン・パターソン
  • 脚本 - ビル・ダンチ、ディック・ロビンス、アル・バーティノ、ディック・カッサリーノ、フィル・バレット
  • 作曲 - レイ・エリス
  • 作画担当 - ハル・アンブロ、ボブ・ベントリー、ダン・ベッシー、ジョージ・カンナータ、ハーマン・コーヘン、アイ・ハワード・エリス、ビル・ハウス、トム・マクドナルド、チック・オッターストローム、ドン・シュロート、ラルフ・ソマヴィール、リューベン・ティミンズ、ハーヴェイ・トンヴス、ケイ・ライト、ジョン・ダン
  • 背景担当 - カート・パーキンズ、ディック・トーマス、ビル・バトラー、マイク・カワグチ
  • レイアウト担当 - レイ・アラゴン、C・L・ハートマン、ジョー・アスタリーノ、ジョン・アーウィング、ハーブ・ハゼルトン、ジョエル・セイベル、ジム・ミュエリア、ニーノ・カーヴェ
  • スーパーバイザー - ロバート・タイガー・ウェスト
  • 制作マネージメント - ジーン・メイヤー
  • 編集 - ハンク・ゴッツェンバーグ、ブライス・コルソ
  • 映像チェック担当 - ローリー・グリーンウッド、デーブ・ホフマン
  • 脚本・作画監修 - スマイリン・スタン・リー、ジャジー・ジョニー・ロミータ
  • 製作 - グラントレイ・ローレンス・アニメーション、クランツ・フィルムズ、マーベル・コミック・グループ
  • 著作 - ディズニー・エンタープライズ(米国)、不明(日本)
  • 配給 - ARPフィルムズ(1967年 - 1970年)、ニュー・ワールド・エンターテインメント(? - 1994年)、サバン・エンターテイメント(1995年)

脚注

注釈

出典

外部リンク

  • スパイダーマン - IMDb(英語)

Text submitted to CC-BY-SA license. Source: スパイダーマン (1967年のテレビアニメ) by Wikipedia (Historical)



INVESTIGATION