『名探偵コナン』(めいたんていコナン)は、青山剛昌の推理漫画『名探偵コナン』を原作とした日本のテレビドラマ。
青山剛昌の漫画作品の中では初の実写化作品となる。テレビアニメ版の10周年にあたる2006年以降、読売テレビ制作・日本テレビ系でスペシャルドラマが4作、連続ドラマが1作放送されている。
全作品において江戸川コナンではなく工藤新一を主人公として描いており、ストーリーもスペシャル版第2作を除き、いずれも新一がコナンになるよりも前の時系列を描いている。また、スペシャル版第2作も開始早々に新一の体に戻ってしまう展開であり、コナンとしての登場は少ない。
メインキャストは一貫しておらず、主にスペシャル版第3作を境に入れ替えられたが、毛利小五郎だけはスペシャル版第1作から一貫して陣内孝則が演じている。なお、単発第1・2作での新一役に小栗旬が選ばれたのは原作者の青山の推薦によるもの。コナン、灰原、歩美、光彦、元太の声は、テレビアニメ版の担当声優が吹き替えており、コナン役の高山みなみは作品によってはナレーションも担当している。
テレビアニメ版の音楽を担当している大野克夫もスペシャル版第4作を除いてクレジットされており、スペシャル版第1作 - 第3作のBGMはテレビアニメ版と同じ曲を使用している。
第1作から第3作まで原作と表紙絵・青山剛昌、本文・平良隆久、原作とアニメを基にした作画の挿絵・山㟁栄一、阿部ゆたか/丸伝次郎により小説化されたが、ストーリーはやや異なる。コナンではなく新一として初めて各巻の表紙を飾った。登場人物紹介ページのカットは挿絵を使っているが、第3作の小説版はゲストキャラのみ専用のカットが描き下ろされている。本文前には、「工藤新一が『江戸川コナン』になる前のお話です」などの簡単な補足文がある。
#キャスト一覧も参照。
『名探偵コナン 工藤新一への挑戦状』は、2011年7月7日から9月29日まで毎週木曜日23:58 - 翌0:38に、読売テレビ制作・日本テレビ系の「木曜ミステリーシアター」枠で放送された。キャストは単発ドラマ版第3作からの引き継ぎとなる面々に加え、服部平次・遠山和葉・高木渉・佐藤美和子が初登場となるが、目暮警部は第11話での回想に登場するのみである。また、オリジナルストーリーだけでなく、ドラマ版では初となる原作作品が放送された。スペシャルではナレーションも担当していたコナン役の高山みなみは、本作には声の出演をしておらず、現在のところアニメも含む全映像作品中で、高山が関わっていない唯一のシリーズとなっている。
キャッチコピーは「真夜中のコナン、はじまる」。
ストーリーは、新一のファンを名乗る何者かによってホワイトルームに閉じ込められた新一・蘭・小五郎が、そこから抜け出すためのキーワードなどをタッチパネルに入力する過程で過去の事件を回想する形式となっている。なお、最終話のラストシーンは原作やテレビアニメ版第1話でのトロピカルランドを訪れるシーンにつながっているが、単発ドラマ版第1作とは異なる。 深夜枠での放送を踏まえ、原作やテレビアニメ版よりやや大人向けの描写を交えたストーリーとなっている。
原作と表紙絵・青山剛昌、本文・平良隆久、原作とアニメを基にした作画の挿絵・阿部ゆたか/丸伝次郎によりシリーズ小説化されたが、ストーリーはかなり異なり、ドラマに登場しなかった目暮警部はレギュラーとして、阿笠博士、少年探偵団もゲストキャラとして登場している。妃英理はドラマ版より出番が多く、逆に鈴木園子はドラマ版より活躍が少ない。また、直接は未登場ながら新一の両親(工藤優作と工藤有希子)についての言及もある。ドラマ最終話のラストシーンで原作やテレビアニメ版第1話でのトロピカルランドを訪れるシーンもなく(蘭がトロピカルランドでデートしたいと言ってるのみ)、各エピソードがほぼ独立したストーリーとなっている。新一と他に上述の平次より先に初めて蘭と小五郎がそれぞれ単独で表紙を飾り、登場人物紹介ページは専用のカットが描き下ろされている。また、ドラマ版では全話登場している小五郎が出ない話もあり、全話登場しているのは新一と蘭だけである。
日付は事件発生日。
『名探偵コナン』レギュラーキャラクター・準レギュラーキャラクターを主に記載。
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