1994年の日本ハムファイターズ(1994ねんのにほんハムファイターズ)では、1994年の日本ハムファイターズにおける動向をまとめる。
この年の日本ハムファイターズは、3回目の大沢啓二監督体制の2年目のシーズンである。
監督就任2年目の大沢は、「1994年のシーズンは1993年の勢いのままいこうと思ってた。故障していたエースの西崎幸広も戻ってくるし、準備も万全。はっきり言って、自信もあったよ」と述べていたが、大沢は自信があったシーズンだったが、いくつか誤算があった。柴田保光の心臓疾患、横浜を自由契約となった高木豊を獲得したが、大沢は「あいつはもっとやられると思っていた。けど、やっぱり力が衰えてたんだなあ。打線のブレーキになっちまった。」と述べ、マット・ウインタースやリック・シューは契約で揉めてやる気を無くして大きな誤算になった。開幕直後にロッテに連勝したものの、オリックスに3連敗を喫した。フロントが現場批判を新聞記者にしゃべり、その翌日のスポーツ紙に「日本ハム内紛、フロントが現場批判」という記事が載り、頭に来た大沢が当事者の球団関係者を怒鳴りつけた以降はチームの空気が悪くなり、大沢とフロントが対立、最下位に低迷し8月にオーナーの大社義規に今シーズン限りで退団することを報告した。最後は1984年以来、10年ぶりの最下位に終わった。東京ドームでの最終戦となった9月28日のロッテ戦試合終了後に大沢が「今年、最下位になったのはすべて私の責任です。ファンの皆様には大変申し訳なく思っております。」と話し、グラウンドで土下座してファンに謝罪した。シーズン終了後、戦力外を受けた大島康徳、柴田、高木も同年限りで引退した。
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