Fate/Grand Orderのエピソード一覧(フェイト・グランドオーダーのエピソードいちらん)は、ゲームブランドTYPE-MOONによるゲーム作品『Fate』シリーズのひとつとして制作されているスマートフォン向けRPG『Fate/Grand Order』におけるエピソードの一覧。
本項ではメインストーリーに関連するシナリオのみについて扱い、イベントストーリーについては割愛する。
※イベント「監獄塔は復讐鬼に哭く」も期間限定ながら、第1部の区分をされている。
2015年7月30日配信。本作のチュートリアルステージであり、ここをクリアすることで大半の期間限定イベントへの参加権が与えられる(一部特定の章クリアが参加条件に設定されているイベントも存在する)。本特異点はシナリオ上で「特異点X」と呼称されることもある。
西暦2015年、魔術がまだ成立していた最後の時代。人類の営みを永遠に存在させるべく秘密裏に設立された人理継続保障機関フィニス・カルデアで、「2016年を最後に、人類は絶滅する」という研究結果が“証明”された。
原因を調査するうち、カルデアの魔術サイドによって作り上げられた「近未来観測レンズ・シバ」は、突如として過去・西暦2004年の日本のある地方都市に観測不能領域の出現を検知する。ありえない事象にカルデア機関員達は、これこそ人類史が狂い絶滅に至る理由と仮定、テスト段階ではあったが理論上は可能レベルになった霊子転移(レイシフト)による時間遡行を実行する。その目的は2004年に行われた「聖杯戦争」に介入し、狂った歴史を正す事であった。
カルデアは、「守護英霊召喚システム・フェイト」の力を借りてサーヴァントを召喚し、「聖杯探索(グランドオーダー)」を行うマスター候補たちを過去へと送り込もうとする。だがレイシフト直前、カルデアは何者かの破壊工作による爆発を受け、数合わせとしてカルデアの機関員に迎えられた一般人の主人公を除く、マスター候補が全滅するという最悪の事態に直面する。カルデアの職員の一人であるマシュ・キリエライトは、最初のレイシフト実験に立ち会うため中央管制室にいたところ、この爆発に巻き込まれて致命傷を負う。それでも、マシュは自分を助けに来た主人公だけでも何とか救おうと、サーヴァント・シールダーと取り引きを交わして人間とサーヴァントの融合体「デミ・サーヴァント」となり、主人公のサーヴァントとなる契約を結ぶ。そして、主人公とマシュ、そしてカルデア所長オルガマリー・アースミレイト・アニムスフィアは、2004年に行われた聖杯戦争の舞台・冬木市へとレイシフトする。
冬木市ではセイバーであるアルトリア・ペンドラゴン[オルタ](以下:セイバーオルタ)がすでに5騎のサーヴァントを撃破しており、彼女を含む彼ら6騎のサーヴァントたちは「泥」による汚染で正気を失っていた。また、これにより大火災が起き、街からは人の姿がなくなっていた。唯一汚染されていなかったクー・フーリン(キャスター)の協力により、主人公一行は窮地を脱する。一件落着かと思われたそのとき、オルガマリーの側近であるレフ・ライノールが現れ、彼が先の爆発の首謀者だったことが判明する。また、爆発の時点でオルガマリーは肉体的な死を迎えており、残留思念のみが主人公らとともにレイシフトしていた状態だった。レフはオルガマリーの残留思念と擬似天体「カルデアス」を接触させる形で消滅させる。
元の時代へと帰還した主人公たちは、カルデアに所属する医師ロマニ・アーキマンに迎えられる。やがてカルデアは、人類を救うための鍵がさらに7つの歴史上の異変・特異点にあることを突き止める。
2015年7月30日配信。百年戦争末期のフランスのオルレアンに出現した特異点。処刑された“ジャンヌ・ダルク“(以下:ジャンヌオルタ)が「竜の魔女」として復活し、ドラゴン・ファブニールやワイバーンを引き連れて各地を蹂躙している。主人公たちは時を同じくして召喚されたもうひとりのジャンヌ・ダルク、および竜殺しの戦士ジークフリートとゲオルギウスたちとともに、ジャンヌオルタ率いる邪竜軍と戦う。
やがて、ジャンヌオルタの正体が本物のジャンヌ・ダルクではなく、彼女の死を受け入れられなかったフランス軍元帥ジル・ド・レがレフから授けられた聖杯によって生み出された存在だったことが判明する。
2015年7月30日配信。主人公らは逃亡するレフを追い、1世紀、“ネロ・クラウディウス“統治下の古代ローマに出現した特異点へとレイシフトする。ロムルスやカリギュラ、ユリウス・カエサルら歴代のローマ皇帝が率いる「ローマ連合帝国」がネロ統治下のローマと敵対しており、主人公一行はネロ本人に加え、サーヴァントとして現れた"ブーディカ"、"スパルタクス"、"荊軻""らとともに「ローマ連合帝国」に立ち向かう。
ロムルスを倒した一行の前に、レフが現れ、異形の姿―魔神柱フラウロスに変身する。主人公一行に追い詰められたフラウロスは大英雄"アルテラ"を召喚して形勢逆転を図る、そのアルテラに抹殺される。レフから奪った聖杯を取り込んだアルテラは膨大な魔力と引き換えに暴走状態にあり、ローマに向かいつつあった。アルテラの宝具により"呂布"と"スパルタクス"が犠牲になるものの、一行はアルテラを追う。
2015年11月5日配信。大航海時代の西暦1573年、どことも知れない大海の特異点にて、財宝を追い求めていた女海賊“フランシス・ドレイク“は、海神"ポセイドン"を撃破し、聖杯を手にする。彼女は次いでやってきた主人公一行と手を結び、この特異点に投下されたもう一つの聖杯の行方を探る。
その中で、主人公一行は、女神エウリュアレと怪人アステリオス、女神アルテミスとオリオン(小熊)、狩人アタランテ、ダビデに出会う。
やがて、ダビデの口から、彼の宝具「契約の箱(アーク)」も一緒に召喚されたことが判明する。この箱は触れた者の魔力を奪って消滅させる上、厳密にはダビデの所有物ではないため、ダビデが消滅しても箱自体はそのまま残るという危険な代物であった。
主人公たちは、聖櫃を狙うイアソン一味と対決する。だが、協力者であるはずのメディア・リリィから聖櫃の真相を知らされたイアソンは、自分が思っていたものと異なることに衝撃を受ける。
そして、主人公一行は、メディア・リリィたちと対決した後、元の時代へと帰還する。
2015年12月28日配信。西暦1888年のロンドンに出現した特異点。産業革命による公害の霧がさらに有害になる以上に、その濃霧の中をさらに機械人形やホムンクルス、殺人鬼が闊歩している。主人公たちはフランケンシュタインに加え、はぐれサーヴァントである“モードレッド“、ジキル、“アンデルセン“、“ウィリアム・シェイクスピア“とともに霧に包まれたロンドンを探索する。
一行は、聖杯を利用してこの特異点を破壊する魔霧計画の首謀者であるパラケルスス(「P」)とチャールズ・バベッジ(「B」)、マキリ・ゾォルケン(「M」)の3人と対峙する。そして、一行は彼らの背後にいたソロモンと対面するも、あまりの強大さにただ圧倒するばかりであった。
事態解決後、主人公一行はロンドンを後にする。
2016年3月30日配信。西暦1783年、北アメリカ大陸に出現した特異点。女王“メイヴ“と狂王“クー・フーリン“(以下:“クー・フーリン(オルタ)“)率いるケルト軍により南北戦争におけるアメリカ連合国が滅ぼされて大陸東部を制圧されており、“トーマス・エジソン“が「大統王」として西部合衆国をまとめ上げて立ち向かっている。主人公は“ラーマ”と“クー・フーリン(オルタ)“の戦いに巻き込まれる形でけがを負い、ラーマともども"ナイチンゲール"が運営する医療キャンプへ搬送される。一行はケルト側から送りこまれた“フィン・マックール”とディルムッド・オディナの2人の攻撃を潜り抜けるも、今度はエジソンについていたカルナに襲われる。一行はエジソンから協力要請するも拒否され、投獄されてしまうが、ジェロニモ率いるレジスタンスに救出される。
レジスタンスは、ケルト側の重要人物であるメイヴを狙った暗殺計画を実行するが失敗する。
レジスタンスと別れた主人公、マシュ、エリザベート・バートリー、ナイチンゲール、ラーマは、ラーマの妻シータがいるとされるアルカトラズ島に向かう。一行はアルカトラズに配備されたベオウルフを退け、ラーマはシータと再会を果たす。だが、ラーマは生前掛けられた「離別の呪い」ゆえに聖杯戦争であってもシータと出会うことはかなわず、夫妻のどちらかが「ラーマ」として召喚される定めとなっていた。シータは夫に掛けられた呪いを引き受ける形で消滅する。
その後、主人公らは、エジソンらと協力し、ケルト陣営を撃破する。
2016年7月25日配信。一行はダ・ヴィンチとともに第9回十字軍撤退後1273年のエルサレムに形成された特異点へ赴き、ルキウスという青年と出会う。ルキウスと別れた一行は、オジマンディアスとその側近ニトクリスが支配する古代エジプトの砂漠が広がることに困惑を覚える。一行はオジマンディアスから人理がすでに崩壊していることを聞かされ、その原因となる"獅子王"の存在を知らされる。エルサレムに来た一行は、獅子王が支配する聖都キャメロットにて、彼女の部下である円卓の騎士たちが戦争難民を虐殺する様子を目の当たりにする。途中、ダ・ヴィンチは敵陣に突っ込んで消息不明となり、その場にいたルキウスことベディヴィエールとともに何とか難民の一部を暗殺者"ハサン"(山の翁)たちが住む村へと避難する。そこで一行は"アーラシュ"や"玄奘三蔵"、"俵藤太"、初代・山の翁ら仲間たちを集め、生還したダ・ヴィンチとも合流する。戦いのさなか、マシュが融合した「シールダー」の真名が円卓の一員で聖杯の探索に成功した騎士にして、同じく円卓の一員であるギャラハッドと判明する。このことから、ギャラハッドの実父であるランスロットの協力も取り付けることに成功する。加えて、オジマンディアスらも味方につけることができた。
そして、一行がキャメロットの支配者・獅子王と対峙する中、彼女の正体が聖槍ロンゴミニアドによって亡霊に等しい存在と変質した並行世界のアルトリア・ペンドラゴンであることが明かされる。さらに、ベディヴィエールがこの獅子王を生み出すきっかけだったことも明かされる。そして、ベディヴィエールは義腕に偽装していたエクスカリバーを返却して消滅する。獅子王はこの特異点と運命を共にする中、主人公一行に最後の特異点がバビロニアにあることを教える。
2016年12月7日配信。紀元前の古代メソポタミアに存在する、“ギルガメッシュ“統治下のウルクを含む特異点。"イシュタル"・"ケツァルコアトル"・"ティアマト"の三柱の女神による「三女神同盟」とその尖兵たる「魔獣」が、人類殲滅を企てる未曾有の脅威となっている。着いて早々、一行はギルガメッシュの親友エルキドゥに歓迎され、ウルクまで案内してもらうことにした。なかなかウルクにたどり着かず困っていた一行の前に、ギルガメッシュがサーヴァントとして召喚したマーリンが現れ、本物のエルキドゥがすでに死亡していたことを告げられる。主人公を案内していた人物の正体はエルキドゥの遺体にティアマトが生命を吹き込んで生み出したキングゥであり、一行はマーリンの幻術でその場を去る。一行はやっとウルクにたどり着き、ギルガメッシュに協力を要請するが、自分たちで解決するとして協力を辞退される。それでもあきらめない主人公に対し、ギルガメッシュはこの地に住んで、在り様を知るよう言い渡す。そして、一行はウルクの人々と協力しながら、人類悪となった最古の創生の女神“ティアマト“に立ち向かう。
ほか登場サーヴァント:牛若丸、武蔵野坊弁慶、ジャガーマン、ジウスドゥラ(山の翁)、レオニダス一世
2016年12月22日配信。主人公らは、地球の歴史上に存在しない特異点に赴く。魔術王ソロモンの玉座が存在する神殿であると同時に、魔神柱の巣窟であるこの地にて、多くのサーヴァントが魔神柱との戦いに挑む。
マシュは宝具を用いて魔神王ゲーティアの攻撃を完全に防ぎきったが、その代償として彼女自身の肉体は耐えきれず消滅する。そこへ、ロマニ・アーキマンがマシュを失った主人公の前に現れる。実はロマニの正体は、マリスビリーのサーヴァント(キャスター)であるソロモンが聖杯によって人間となった姿であり、彼は自らの存在と引き換えに第一宝具「訣別の時きたれり。其は、世界を手放すもの」を発動させ、ゲーティアにとどめを刺した。
その後マシュはフォウの力によって復活し、残り僅かだった寿命も人並みに伸びた。
配信時は完結を賭けた魔神柱討伐のレイドボスイベントが開催されていたが、25日に討伐が完遂となった。このステージをクリアすることで人理修復が達成され、以降のプレイヤーはフレンドリストなどにおいてその証であるバッジ(開位)が表示される他、イベントのチャレンジクエストや1.5部以降の高難易度ステージおよびイベントへの挑戦が可能になる。
西暦2017年、魔神王ゲーティアによる人理償却は失敗に終わる一方、五柱の魔神バアル、アンドラス、ゼパル、フェニクス、ラウムはゲーティアを見限り、各自の抱く命題を解き明かすため、近現代の各時代に逃亡して亜種特異点を生み出す。 亜種特異点の発生はカルデアの知るところとなり、主人公は事態解決のために再びレイシフトへと身を投じる。
※コラボイベント「亜種特異点 深海電脳楽土 SE.RA.PH」も期間限定ながら、第1.5部の区分をされている。2020年2月26日よりイベント「冥界のメリークリスマス」は第1.5部の区分となった。
2017年2月24日配信。魔術王の計画が潰えた後に現れた最初の特異点。主人公は再び現れた異変の種を摘むべく、陸の孤島となった1999年の新宿へと単身送り込まれる。主人公は迷宮と化した新宿駅にて、アーチャーのサーヴァントである初老の男性(以下・新宿のアーチャー)と出会う。
主人公は新宿のアーチャーや、道中であったセイバー・オルタ、ジャンヌ・オルタとともに、様々なサーヴァントが支配する新宿を探索する。
新宿のアーチャーの真名はジェームズ・モリアーティであり、主人公への復讐心から幻霊と英霊の融合技術を確立した魔神柱の一体・バアルに協力していた。
2017年6月29日配信。現代過去の中央アジア地下に現れた特異点。これを魔神柱の残党による仕業と断定したカルデアは、鎮圧のため主人公とサーヴァントを送り込む。地下の世界ではペンテレイシア率いるアマゾネス、イースの女性領主ダユーと女海賊、女帝・武則天と酷吏といったそれぞれの女性が支配層となっている3勢力による群雄割拠の有様で、男性は三国のいずれかでも奴隷として囚われていたが、少数の男性たちは第4の勢力・レジスタンスとして抵抗している状態にあり、主人公たちはこの第4勢力に合流する。
この亜種特異点は、「神秘の秘匿」という概念の破壊を目指す魔神柱フェニクスが、シェヘラザードと協力することによって生み出されたことが判明する。さらに、ダユーの正体も霊基を加工されたフランシス・ドレイクだったことが判明する。
2017年10月14日配信。主人公は過去にも陥ったことのある現象で、睡眠中に意識を失ってしまう。目覚めたのは中世の日本のようなところで、史実とは微妙な違いを見せる関東の下総国だった。そこは血染めの月の下で悪しき宿業をもつように改造された“英霊剣豪”たちが、妖魔を率いて殺戮を繰り広げている。主人公はかつて夢の中で遭遇したことのある“宮本武蔵“を名乗る剣士の若い女性、カルデアからの単独のレイシフトに辛くも成功した“風魔小太郎“とともに英霊剣豪たちを倒していく。主人公一行は、道中で出会った幼い孤児の姉弟おぬいと田助から、彼らの保護者である刀匠の疑似サーヴァント“千子村正”を紹介される。村正は、姉弟を助けたお礼として、「岩だろうが金剛だろうがたやすく斬っちまう妖刀紛いの失敗作」とする「明神切村正」を武蔵に託す。激戦の末、主人公たちは、打倒徳川を掲げ英霊剣豪たちを率いていた天草四郎を撃破する。
そして、主人公一行は武蔵や下総に別れを告げ、意識を取り戻す。その後、主人公は自室にあった通信用礼装を見つけ、武蔵がカルデアに登録されたことを知る。
そのころ、主人公一行に倒されたはずの英霊剣豪の一人であるキャスター・リンボは生存しており、下総の様子を見守っていた。彼は独白の中で、天草四郎を陰で操る立場にあり、真名が蘆屋道満であることを明かす。さらに、彼の正体が、アステカ神話の女神・イツパパロトル、スラヴ神話の悪神・チェルノボーグ、平安日本の怨霊・悪霊左府を取り込んだハイ・サーヴァントであることが明かされ、さらなる黒幕の存在もほのめかされた。
なお、本特異点は「亜種平行世界」として扱われており、他の亜種特異点と違って魔神柱が関与しておらず、クリア後に表記が変更される。
2017年11月29日配信。公式上での最後の亜種特異点。
現代において前触れなく現れた暗闇として発見され、その領域の内側に住んでいた5万人が行方不明となる。魔神の影を彷彿とさせる悪しき魔力が検知され、17世紀末のセイレムを模した特異点であることを突き止めたカルデアは、主人公と選抜したサーヴァントに「劇団」の偽装をさせて街に送り込む。
魔女裁判が行われる中、主人公一座はアビゲイル・ウィリアムズという少女と、その保護者であるランドルフ・カーターという男性の元に身を寄せる。
セイレムを取り巻く狂気により、一座は一種の認識障害に陥り、行動に支障が出る。
やがて、アビゲイルの使用人であるティテュバが処刑されたのち復活する。ティテュバの正体はキャスター"シバの女王"であり、近未来観測レンズ・シバを通じて召喚されていたものの、黒幕にティテュバとしての役割を割り当てられた後、処刑によってティテュバとしての死を迎えたことにより、その役割から解放されたのが真相であった。彼女は次に行われるはずだったマタ・ハリの処刑を偽装する形で救出する。
実は、ランドルフ・カーターの肉体は「外なる神」を降ろすことを画策した魔神柱ラウムに乗っ取られており、アビゲイルはラウムの計画に利用されていた。また、セイラムの出来事も主人公一座が介入するまでに6回繰り返されていた。
そして、最後の魔女裁判、アビゲイルの親友であるラヴィニア・ウェイトリーはカーターの正体を暴くが、その後の混乱で流れ矢が当たり、死亡する。この出来事がきっかけで、アビゲイルは、サーヴァント・フォーリナーとして覚醒した。主人公一座はラウム、およびアビゲイルと対峙する。
事態解決後、解放されたカーターは外なる神の巫女となったアビゲイルを連れて星を巡る旅に出る。また、主人公一座もカルデアに帰還する。
2017年12月26日、2017年12月31日にそれぞれ配信。第2部のプロローグとなるシナリオ。
西暦2017年末、最初の"事故"に巻き込まれた47人のマスター候補生のうち、Aチームの7人以外は治療が完了し、未来を切り開いたマスターと共に戦った数多の英霊も所長代理のレオナルド・ダ・ヴィンチを除いて12月25日までには退去した。翌12月26日に新しい所長であるゴルドルフ・ムジークがカルデアに着任し、カルデア職員は査問会による執拗な尋問を受けつつ、冷凍冬眠処置を施されたAチームの解凍と治療も並行して進めていた。
12月31日、査問会は完了し、全員無罪放免となる。ところがAチームの7人が入っているはずの冷凍ポッドは空になっていた。それと同時に、「異聞帯(ロストベルト)」という、誤った繁栄により淘汰された筈の歴史の英霊がカルデアを襲撃する。スタッフのほとんどは氷漬けとなり、ダ・ヴィンチもラスプーチンの疑似サーヴァントである言峰綺礼の凶刃に倒れる。主人公とマシュ、そして秘密裏にカルデアに潜伏し準備を進めていたシャーロック・ホームズの手により虚数潜航艇シャドウ・ボーダーによる脱出が行われ、なんとか全滅だけは免れる。また、ダ・ヴィンチも緊急用の人工サーヴァント(ライダー)に記憶を引き継がせる形で復帰する。
異聞帯の軍勢を率いていたのはほかならぬAチームの7人のマスターたちであり、彼らクリプターによる7つの誤った歴史・異聞帯によって人理は白紙化されたという事実を以って、それぞれへの宣戦布告がなされる。
西暦2018年4月、虚数空間での雌伏を経た主人公たちは異聞帯の1つであるロシア異聞帯に足を踏み入れる形で逆襲を開始する。
2018年4月4日配信。約450年前に隕石が落下し氷河期とも言える大寒波が発生した「ロシア異聞帯」のステージ。植えられた空想樹の名前は「オロチ」。零下百度を越える環境に適応するため、今に至るまで君臨している“イヴァン雷帝“によって人類は魔獣との合成体「ヤガ」となって極限環境をしのいでいるが、そのために弱肉強食が極まってしまい弱い者は肉にすらならないとまでいわれる状況に陥り、それが剪定の原因とされている。
この異聞帯を担当するクリプター、カドック・ゼムルプスはイヴァン雷帝の存在を空想樹を根付かせる障害とみなし、異聞帯の王を自分のサーヴァントであるキャスター/アナスタシアに挿げ替えるための計画の一環として、異聞帯を訪れた主人公一行を利用してイヴァン雷帝を倒させた後、全ての異聞帯を切り捨てる覚悟があるかを問い、追い詰める。ヤガたちに取り囲まれる中、主人公は自分たちに協力していたヤガ・パツシィの命を賭した叱咤激励で立ち直る。アナスタシアはカドックをかばう形で主人公側のサーヴァントであるビリー・ザ・キッドによって射殺される。そして、主人公一行は最終的には空想樹の伐採に持ち込む。
その後、カドックはシャドウ・ボーダーに連行されるも、アナスタシアに頼まれたラスプーチン改め言峰の手引きで大西洋異聞帯まで脱走する。
2018年7月18日配信。紀元前1000年ごろに起こったラグナロクが、女神“スカサハ=スカディ“のみの生存という異常な結果に終わってしまったことで剪定されるはずだった世界である「北欧異聞帯」のステージ。植えられた空想樹の名前は「ソンブレロ」。人類は存在するが、リソース不足のため総人口は1万人を越えることはない。人類は“スカサハ=スカディ“の庇護のもと、100人単位で100の集落に分けられ、結界により外敵から守られた集落内でのみで生活している。最短15歳、最長25歳を迎えると集落から出ていく決まりになっているが、集落外には人類の脅威として巨人種が闊歩しているため実質的な間引きである。それでも住民たちは、御使いである“ワルキューレ“に導かれ「ヴァルハラ」に行けるとして疑問も不満もなく受け入れている。
カルデア一行は、三大魔術協会のひとつである「彷徨海」を名乗る呼びかけがあったことから、この異聞帯を通り過ぎるつもりでいた。だが、この異聞帯を担当するクリプター・オフェリア・ファムルソローネのサーヴァント“シグルド“にシャドウ・ボーダーを急襲され、ゼロセイルに必須の虚数観測機「ペーパームーン」を奪われたため、奪還のために急遽北欧異聞帯を訪れる。
同じころ、北欧異聞帯の第23集落に住む少女・ゲルダは、薬草を手にいれるため集落を抜けだしたところを、巨人種に踏み潰されそうになり、主人公に助けられる。その際、ゲルダはマシュを御使いであるワルキューレと勘違いし、受け入れる。
現地で出会ったはぐれサーヴァント“ナポレオン“と仮契約を結び、さらには異聞帯側に閉じ込められていた"ブリュンヒルデ"を救出する。
"ブリュンヒルデ"は、対峙した"シグルド"が本物の"シグルド"でないと告げ、怒りの形相で彼を倒す。実は、12月31日の破壊工作の際に、北欧異聞帯側の炎の巨人"スルト"がオフェリアの魔眼を通じて接触しており、その縁を利用される形でシグルドの霊基がスルトに乗っ取られていた。"スルト"は世界の終末「ラグナロク」をもたらす存在であり、オフェリアは令呪で自害を禁じてシグルドの中に封じることで使役していた。シグルドが倒されたことにより、"スルト"は解放される。スルトは永く孤独であった自分と感情を交えたことなどからオフェリアを強く求めるが、破壊することしかできないため彼女に世界の終末を捧げようとする。
一行はスカサハ=スカディの居城に囚われていた"シトナイ"の協力を得て、"スルト"に立ち向かう。オフェリアは、スルトによる世界の終末を阻止すべく、彼を召喚する触媒となった自らの魔眼を切り離すため、命と引き換えに大令呪を使用し、マシュに看取られながら死亡する。
主人公一行は、スカサハ=スカディを倒し、空想樹を伐採する。
2018年11月23日に配信。「彷徨海」に辿り着いたカルデア一行は、アトラス院から避難した錬金術師でありペーパームーンとトリスメギストスの制作者でもあるシオン・エルトナム・ソカリスと出会う。彼女の協力で新たに「彷徨海」に間借りする体裁で建造した拠点「ノウム・カルデア」から次の目的地となる大西洋上の異聞帯に侵攻するはずであったが、TV・コヤンスカヤの暗躍によりゴルドルフと主人公が毒に侵されてしまう。この事態に際し一行は予定を変更し、ガイド役として召喚したサーヴァント"哪吒"と共に解毒薬の素材が入手可能な中国異聞帯へと突入する。
2018年11月27日配信。理想郷でありすぎたがゆえに未来における可能性がないとして剪定されるはずだった「中国異聞帯」のステージ。植えられた空想樹の名前は「メイオール」。この異聞帯は”始皇帝”が不老不死の秘術を獲得し、その後世界を統一する偉業を成し遂げ「争い」という言葉が忘却された、「汎人類史より優れた異聞帯」のひとつである。蒙昧だが穏やかな民たちは簡単な農作業にのみ従事すればよく、皇帝から下賜される秘薬により一切の病に罹らず、老いを迎える前に安らかに没する。そのため何かに祈ることがなく、さらにこの異聞帯の偉人・英雄は全て冷凍冬眠処置を施され必要に応じて解凍されるため英霊という概念がなく、それゆえに英霊の座とも断絶状態にある。
到着早々、この異聞帯を担当するクリプター・芥ヒナコのサーヴァント"蘭陵王"と交戦したカルデア一行は、過去に縁を結んだ英霊の中から"モードレッド"、"スパルタクス"、"荊軻"を召喚しこれに対抗する。さらに始皇帝が様子見として差し向けた人ならぬ戦闘機械"項羽"と対戦したのちに、人理漂白による異変の解消を模索する始皇帝との交渉で「シャドウ・ボーダー」の解析を条件に一旦は優遇されるが、滞在していた村の民に「儒」、特に「智」をもたらしたことが「民が蒙であることが世の安寧の基」とする帝の逆鱗に触れてしまい、本格的に帝と争うことになる。そして殲滅対象となった村人を救うためスパルタクスが犠牲になるが、彼に対する村人たちの「祈り」が生じたことで英霊の座と経路がつながり、はぐれサーヴァント"陳宮"と"赤兎馬"が召喚される。2騎と契約した主人公は、「シャドウ・ボーダー」の奪還と、拉致されたスタッフの救出のため始皇帝が座す「咸陽」へと向かう。
一方、コヤンスカヤは始皇帝に近づくが、正体を見抜いていた始皇帝からさんざん愚弄された挙句拷問にかけられたため、這う這うの体でカルデアに助けを求める。コヤンスカヤの協力を得た主人公一行と交戦する中、令呪を使い果たしたヒナコは蘭陵王の霊基を取り込む。そして、ヒナコは真祖・"虞美人"としての正体を現す。
その後、虞美人は念願叶い始皇帝から項羽を下賜されたため、隠棲するつもりだったが、彼の意を汲み再び主人公たちの前に立ちふさがる。激闘の末に主人公たちが項羽を倒す。これに激昂した虞美人は空想樹と一体化し異聞帯そのものを破壊しようとする。その後、始皇帝から英霊の座に登録されて「サーヴァント」になることで項羽と再会する道があることを諭され、不本意ながらも人類に与することになる。
そして、解毒薬を得た主人公とゴルドルフは回復し、一行は中国異聞帯を後にする。
一方、百元は同シナリオには現代中国を風刺する内容が含まれていたため、本作の中国版で実装できるか不安だという声が中国国内で聞かれたと話している。
2019年に期間限定イベントとして配信後、2020年7月22日から8月5日まで復刻版が配信された。そして、2022年7月13日よりメイン・インタールードとして恒常イベント化。
インド神話の愛の神とされるカーマは、魔王マーラとしての側面を有していたものの、汎人類史における彼女はインド神話の神々に監視されていたため、本来であればマーラとしての顕現は不可能だった。だが、濾過異聞史現象により、アルジュナが他の神々を取り込んだことで監視がなくなったため、マーラとして顕現する。そして、江戸時代に特異点を生み出した彼女は、春日局に成りすまし、江戸幕府の歴代将軍たちを誘惑して封じ込める。
それだけでなく、彼女はカルデアにアクセスし、登録されていたサーヴァントたちの霊基を材料に、江戸城をダンジョンに作り替える。
一方、本物の春日局の魂は、病床に伏し生涯を終え消えかけていたところを、パールヴァティーに助けられ、一時的に体を共有することになる。
主人公とマシュ、そして殺生院キアラは、パールヴァティーの疑似サーヴァントとなった本物の春日局の案内で、このダンジョンに入り、操られていたシェヘラザードとマタ・ハリを救出して仲間に加える。
このダンジョンは、仏教における五戒(不殺生戒・不偸盗戒・不妄語戒・不飲酒戒・不邪婬戒)をモチーフとしており、進めば進むほどその戒めを破るようにできていた。そして、それはカーマによる堕落を意味していた。
一方、主人公とは別にダンジョンに来ていたゴルドルフは、カーマの配下たちに接待を受けたことにより堕落させられていた。
マーラとしての側面を強めたカーマはビースト・III/Lとしての本性を出し、主人公らを窮地に陥れる。
だが、主人公の気づきをきっかけに、シェヘラザードの語りと春日局の乳母としての矜持を応用した反撃が行われる。カーマは弱体化、江戸城から追い出された。
ゴルドルフも救出され、主人公も落ち着きを取り戻した。また、カーマはキアラから罰として座に登録されたことにより、カルデア側はカーマをアサシンとして召喚できるようになった。
2019年6月15日配信。戦乱と悲しみの絶えない世界を憂い、他の神性を取り込むことで唯一神となった"アルジュナ"が、「ユガ」のサイクルを繰り返すことで「不出来」「悪」と認定した存在を削ぎ落とし、完璧な世界を目指したために可能性の先細りを招き剪定されるはずだった「インド異聞帯」のステージ。植えられた空想樹の名前は「スパイラル」。この異聞帯における「ユガ」本来の一巡の期間は数百年単位であったと推定されるが、"キャスター・リンボ"の使嗾と空想樹からの魔力により、主人公たちが訪れた時にはわずか10日間のサイクルにまで急激に縮んでおり、そのために世界の摩耗が限界に近づいていた。
クリプターのリーダーであるキリシュタリアが担当する大西洋異聞帯は大西洋にあったが、渡航のための準備と新たな魔術具の試用のため、カルデア一行はシオンのサーヴァント"キャプテン"を伴い先にインド異聞帯を攻略することになる。到着後、現地に縁がある"ラーマ"と"カルナ"を召喚したものの、中国異聞帯に引き続きノウム・カルデアから随行していた哪吒が敵の襲撃を受けて早々に脱落する。主人公たちは現地で出会ったサーヴァントの"ガネーシャ"と"ラクシュミー・バーイー"、そして思想と方針の違いからアルジュナに自身のサーヴァント・"アシュヴァッターマン"のマスター権を奪われ追われたクリプターのペペロンチーノと協力してアルジュナを倒す。
だが、ペペロンチーノはあくまでクリプターとして生きるつもりでいたことから、主人公たちと敵対する。主人公に敗れて「スパイラル」を伐採されたペペロンチーノはコヤンスカヤの能力で大西洋異聞帯に逃亡する。
異聞帯が崩壊へと向かう中、一行が滞在していた家の少女・アーシャはマシュから説明を受け、「ユガ」によって消された父親の存在を思い出す。
一方、神たるアルジュナが召喚したサーヴァントの一騎であるアスクレピオスは道満を倒すが、それは式神(分身)に過ぎなかった。
2020年11月11日から25日までの期間限定イベント、2022年10月26日よりメインインタールード入り。
機械生命体であるオリュンポス十二神が、1万4千年前に降臨した「巨人」に機械である真体を滅ぼされることなく神による人類支配が継続し、剪定が確定したとされる「大西洋異聞帯」のステージ。植えられた空想樹の名はマゼランだが、異聞帯の王であるゼウスから「アトラスの世界樹」と名付けられ、すでに地表の8割を覆う規模まで完成している。汎人類史の英霊は異聞帯の神々に対して抵抗を続け、一部の英霊は大西洋の海底に存在する首都オリュンポスに到達したという。"宮本武蔵"は"カルデアの者"との対話から、自身の旅の終わりを強く意識し、オリュンポス防衛軍の目をかいくぐり単騎でオリュンポスに向かう。
2019年12月18日配信。インド異聞帯から帰還して2週間後、シャドウ・ボーダーをコアとしてノーチラス号への改装が行われる。5日目の試運転が終わったその日、大西洋異聞帯に異変が感知されたため予定していた試運転を切り上げ大西洋異聞帯の攻略を開始する。到着早々、異聞帯側のオリュンポス防衛軍総司令官"オデュッセウス"に位置を割り出され、大軍による総攻撃をうける。さらに、衛星軌道上に配備された"アルテミス"からの直上砲撃という熾烈な先制攻撃が一行に襲い掛かる。一行は攻撃をかいくぐり、現地で出会った"シャルロット・コルデー"、"バーソロミュー・ロバーツ"、"マンドリカルド"、"イアソン"、そして"オリオン"らと新アルゴノーツを結成、先行してオリュンポスに到達した汎人類史側の英霊の足跡を追いながら三重の防衛ラインを越え、オリュンポスを目指す。
その中で、一行は、オリュンポスの神々の中でも中立を保っていたアストライアから、「異星の神の使徒であるアルターエゴ」2騎が、大西洋異聞帯に来ていたことを知らされる。最終的に、一行はポセイドンを撃破し、オリュンポスへとたどり着く。
2020年4月9日配信。ノーチラス号を改修したストーム・ボーダーは三重の防衛ラインの最後の一つであったポセイドンを撃破し、オリュンポスに到達する。ここでは一般住民が異聞帯としての事情を明かされているため、汎人類史に対しては明確な敵意を向けている状況であり、戦闘となってしまう。一行は汎人類史側の英霊に協力していた現地民の"アデーレ"と"マカリオス"の姉弟に助けられ、二人から十二神の"デメテル"と"アフロディーテ"によって既に汎人類史側の英霊による反乱軍「破神同盟」がほぼ全滅したと知らされる。同じ頃、ストーム・ボーダーに残っていたゴルドルフの交渉によってキリシュタリアと契約しているサーヴァント"カイニス"が共闘を受諾。マシュはオルテナウスに「ブラックバレル」のレプリカを装備し、破神同盟の計画を引き継ぐ。
一方、オリュンポスでは、汎人類史側のサーヴァント"エウロペ"がゼウスの巫女としてふるまいつつも、元クリプターのカドックを通じて破神同盟を密かに支援していた。
同じころ、ブリテン異聞帯を危険視していたキリシュタリアは、この異聞帯を担当していたベリル・ガットに対処を依頼しており、大西洋異聞帯に戻ってきたベリルから「現地住民をだまして空想樹を伐採するよう仕向けた。現地住民がだまされたと気づく前に逃げてきた。」という報告を受ける。
キリシュタリアの真の目的は「全人類を神にする」ということであり、その一環として空想樹マゼランに自分のサーヴァントの一騎である"アトラス"を留置する形で異星の神の降臨を妨げようとしていた。そのとき、この空想樹と根繋がりであるブリテン異聞帯の空想樹セイファートがロンゴミニアドによる炎上に巻き込まれ、降臨した異星の神は自身の予定より貧弱な相となって顕われる。異星の神はU-オルガマリーと名乗り、その姿はカルデア前所長のオルガマリーと似ていた。実はベリルの報告は偽りであり、キリシュタリアはベリルから不意打ちを受ける。そして、ベリルは異星の神への敵対を表明し、コヤンスカヤと共にブリテン異聞帯に戻る。キリシュタリアは、自らの命と引き換えに大令呪を使用し、U-オルガマリーに人類が脅威であると認識させたうえでその場から追い出す。
主人公一行に敗北したゼウスは、自らの母星を再生させるという悲願を達成するべく宇宙に向けて脱出するため、自分たちの源にして上位存在である原初神こと「天球型時空要塞カオス」に救援を要請する。汎人類史の存在であるカオスは、ゼウスの起こした時空断層を通じてこの状況を視認し、船団を維持するために必要な地球の資源を吸い取る形で滅ぼそうとする。そこへ、武蔵が自らの存在と引き換えにカオスを時空断層ごと切り伏せる形で撃退する。
カオスが撃退された後、一行は、共闘関係を終えたカイニスと対決する 。
一方、破神同盟への協力と並行して、キリシュタリアが隠している情報について探っていたカドックは、星の神の真実にせまり過ぎたとして道満に襲われ深手を負い、言峰によってノウム・カルデアまで搬送される。その道満も、ペペロンチーノからインド異聞帯の玩弄に対する報復として本体と式神の接続を断たれてしまい、これまでのように式神を用いた介入ができなくなる。気が済んだペペロンチーノは、キリシュタリアを手にかけたベリルにケジメをつけるためブリテン異聞帯へ向かう。
2020年12月4日配信。
道満はカルデア殲滅計画を実行に移すべく、大西洋異聞帯から寛弘5年(1008年)の平安京へと逃げ込み、亜種空想樹と聖杯を接続する。彼は、本物の聖杯戦争を模した「天覧聖杯戦争」をライバルの安倍晴明が考案したと偽り、時の権力者である左大臣・藤原道長にこれを開催させる。そして、天覧武者(マスター)には坂田金時を除く源氏四天王、および源氏棟梁・源頼光が選ばれた。
そのころ、金時は天覧聖杯戦争の在り方に疑問を抱いていたところ、カルデアから道満を追ってきた主人公とアサシンの"加藤段蔵"と出会い、「天覧聖杯戦争」の真相を知らされる。天覧武者の一人である渡辺綱は、自身のサーヴァントである術者(キャスター)メディア・リリィをかつての想い人と重ねるあまり金時と対立するも、源氏会議の場における決闘の際のメディア・リリィの言葉により戦意を喪失する。これにより、源氏の総意として「天覧聖杯戦争」への異議申し立てとなり、「天覧聖杯戦争」に脱落したサーヴァントの魂を亜種聖杯(空想樹)に取り込ませて道満の願いを実現させるという目論見は崩れ去った。
道満は作戦を変更し、別個に召喚したサーヴァント二騎を式神に仕立てたうえで、聖杯に取り込ませようとする。だが、本物の安倍晴明が弟子の藤原香子を通じて協力したため、封印される。また、英霊・源義経を依り代に平景清の怨念を重ねた「源氏殺し」と玖賀耳之御笠も式神として送り込まれたが、主人公が酒吞童子の協力を取り付けたことにより、こちらも封印される。
道満は式神として用意した神霊・伊吹童子を亜種空想樹に取り込ませて異星の神の器に仕立て、道満にとって都合の良い異星の神を作り上げることも考えていた。だが、彼は直後になって予定を変更し、自分が異星の神になろうとする。そこへ、主人公一行と源氏武者たち、そして酒吞童子と茨木童子が追いつき、道満は撃破され、空想樹も伐採される。
その後、主人公はカルデアへと帰還する。
同異聞帯のシナリオは前編と後編、さらにはクライマックスにあたる戴冠式の3部構成となっている。それぞれの実装日は以下の通り。
1万4千年前に「巨人」が降臨した際、星の内海から誕生した6人の妖精が神造兵器・エクスカリバーの鋳造の使命を放棄したことで世界がほぼ滅亡した上、後から派遣された獣神ケルヌンノスを謀殺し、その遺体を土地として利用した「ブリテン異聞帯」のステージ。この異聞帯における人間は、ケルヌンノスと行動を共にしていた最後の人間を元に培養する形で生み出されており、妖精たちは自分の存在を維持するために人間を管理・飼育している。このため人間には生殖能力はなく、英雄の歴史や宗教というものもない。
ベリルが来る前の時点では、厄災からブリテンを守り続けたトネリコという人物が2000年前に処刑されたため、既にブリテンは厄災によって滅んでいた。だが、彼がルーラーとして召喚した汎人類史のモルガンが、彼から聞いた情報をもとに自ら2000年前にレイシフトし、自らの消滅と引き換えに異聞帯の自分=トネリコに様々な情報を託す形で女王モルガンとなった。そして、彼女は厄災で滅びた妖精たちをよみがえらせて支配下に置き、彼らから存在税として魂の一部を徴収している。また、モルガンの部下である三人の妖精騎士は、着名(ギフト)とよばれる手法によって、真名とは別に、円卓の騎士にちなんだ名前を授けられている。
この異聞帯ではケルヌンノスの怨念が呪いとして振りまかれている状態である。一方で、ケルヌンノスはブリテン島の終末装置「奈落の虫」を封印する役目を有している。これらに関連して、厄災と呼ばれる現象が起きているほか、「目的」や「輝き」を失うことで妖精はモースと呼ばれる怪物に変化する。モースに触れた者もモースとなる。逆に、妖精が目的に熱中した場合も、自分を失って暴走する。 モルガンがブリテン異聞帯を支配する際、同地にあった空想樹セイファートを伐採して自らの魔力に置換したことにより、同異聞帯が地球を巻き込んだ崩壊を始めている。
本シナリオは、2021年12月22日に期間限定イベントとして実装され、同年12月31日にエピローグが実装された。また、2022年5月25日には、内容を一部変更したうえでメイン・インタールードとして実装された。
本シナリオは2022年6月1日にメインストーリーとして実装された。クリアするとメイン・インタールードにフリークエストが解放される。
コヤンスカヤとの和解後、アメリカのとある地点にて大規模特異点が発見される。この地は、復権界域・復讐界域・王道界域の3つの界域に分かれていた。また、この地では大勢のサーヴァントが召喚され続けており、彼らはこの3つの界域のいずれかの一員として大規模な戦闘に加わっていた。
オルテナウスのメンテナンス中のマシュを残し、主人公、カドック、ホームズ、そしてヴラド三世が現地へと赴く。 そこへ異星の神の使徒のひとり・モリアーティ(若)が現れ、ヴラド三世に叛逆心を起こさせようとするが、誰かに強制されることはヴラド三世本人が最も嫌がることであり、宝具を発動して自らを封印する。 徐福の分析をもとに、一行は砦に侵入し、中にいた張角を暗殺し、復権界域側にも伝わった。ところが、暗殺されたはずの張角はクリームヒルトのそばにいた。
本シナリオは、前編と後編に分かれているが、後編をある程度進めると、タイトルが「黄金樹海紀行 ナウイ・ミクトラン 『惑星を統べるもの』」から「空想樹海決戦オルト・シバルバー」に変化する仕組みがとられている。 また、シナリオ担当者が奈須きのこであることは「週間ファミ通」2022年8月18・25日合併号で言及されていた一方、「FGO カルデア放送局」2022年11月9日配信分においては、「物語に新しく登場するサーヴァントの実装時期をメインクエスト開始よりも後にする」という施策をとることが発表された。
地球上の生命体の進化にかかわってきた外宇宙からの生命体「マィヤ」の介入が2億5000万年ほど早く行われたことが遠因で、ORTによる恐竜の絶滅が起きなかったステージ。 この異聞帯では、地底に9層の縦穴構造の世界が展開されている。またこの世界には冥界も存在し、生死の境が曖昧になっている。人類はマィヤによって遺伝子改良された恐竜人類(ディノス)である。また、この地には恐竜人類とは別に類人猿が存在しており、彼らはマィヤの加護を受けていない。 デイビットがサーヴァントとして召喚した「黒のテスカトリポカ」により、類人猿はオセロトルと名付けられ、モクテスマ2世の魂をもとに生み出された1年テスカトリポカことイスカリを通じて、ORT復活に協力させている。また、「青のテスカトリポカ」という別側面に当たる人物(以下:恐竜王)が脅される形で恐竜人類たちの王国であるチチェン・イツァーを治めている。 以上のことから、テスカトリポカに該当する人物が複数いるため、本項において単に「テスカトリポカ」とした場合は、デイビットが召喚した「黒のテスカトリポカ」を意味する。 また、ORT飛来の時点で、人類によって築かれたカーン王国があり、君主カマソッソは臣民たちを生贄とする形で自ら強化したことでORTの心臓を抜き取った。ORTの身体は地底世界の最下層に葬られた、その心臓はマィヤによって人工太陽として運用された。一方、カマソッソは改造の代償として死ぬこともできず正気を失い、恐竜人類たちの脅威となる。
2023年2月10日実装。 南極へ向かう道中、「すでに白紙化していた」カルデアスと地球の表層が入れ替わっていた可能性が浮上する。また、エリア51の手術台に横たわっていた生命体が、カルデアス内の最後の人間であり、その地で死した全人類の意思によって令呪が強化されていたことも判明する。さらに、ムニエルの証言から主人公らが来た時点のカルデアスの状態は地球と同じであり、人理焼却によって地球白紙化の計画が1年ずれてしまったことも明かされる。とはいえ、マリスビリーの動機はわからずじまいだった。
南極に到着早々、ギャラハッドと思わしきサーヴァントが宝具によって展開した人理の壁によって遮られてしまう。この時カルデアスは人類史の基礎である人理保障天球に昇華していた。甲板に現れたカルデアの者との対話によりこれまでの戦いで基本の7クラス以外、ルーラー、アヴェンジャー、アルターエゴの濫用によって汎人類史に異物として見られていることが原因と判明。一行は南極を後にし清算を行うための探索、作戦名「オーディール・コール」を開始する。
2023年6月18日実装。
白紙化した地球を探索しようとした矢先、ペーパームーンが機能不全に陥る。原因を調べる中、ペーパームーンから白い光が発せられ。、主人公とシオンはペーパームーンの内部にある仮想世界へ転送される。
シオンは幼い姿で主人公の前に現れ、アサシンのサーヴァントとして召喚されたカーマからそのことを指摘されるが、シオン本人は自覚しておらず、むしろカーマに対する違和感を指摘する。主人公の仲裁により、三人でこの世界の探索を行うことにした。もともとペーパームーンの基礎となる部分はシオンの実家であるエルトナム家に伝わっていたものであり、8歳の誕生日プレゼントとして父ズェピアから管理権限を受け取って以来、シオンがメンテナンスを続けていたものの、彼女がこの仮想世界を作ったわけではなかった。また、複数の区画に分かれたこの地では、各区画の住民であるAIたちの中から選ばれた筆頭AIによるAI聖杯戦争と呼ばれるものが行われていた。主人公一行は、ここの住民であるラニ=Rをキャスターのサーヴァント・青髭の使い魔である蠢魔から救出した。一方青髭本人は、バーサーカーのサーヴァント・ドゥリーヨダナと交戦しており、ドゥリーヨダナのマスターにして、ラニ=Rたちの上位存在であるアーユスもその場にいた。陰で様子を見ていた青髭のマスター・マキリは、ドゥリーヨダナのはったりに騙され駆け付けた主人公たちが彼の援軍だと誤解し、青髭に撤退を指示する。ここに来て以来体調不良に陥っていた主人公は蠢魔の排除により悪化したため、アーユスが管理する修理部に担ぎ込まれ、治療を受ける。治療中、シオンは魔術回路と神経系の接続がうまくいっていないことが主人公の不調だと分析し、エルトナム家伝来の疑似神経・エーテライトを自分と主人公、そしてカーマに接続する。すなわち、それはシオンと主人公がカーマのマスターになったも同然だった。 その後、主人公らはAI聖杯戦争の管理者にしてこの世界の住民・ラニシリーズのオリジナルにあたるラニ=XIIおよびその護衛である警防部筆頭AIのDXとその護衛である警防部の筆頭AI・DX、そしてほかの区画の筆頭AI兼マスターたちとも出会う。
一方、マキリは燃費の悪い青髭を運用するためのリソースを調達する目的で、自分が管理する構築部のAIたちから搾取してい他、別の区画への襲撃を繰り返していたが、やがてついには青髭と融合して主人公たちの前に立ちはだかる。主人公たちの活躍によって倒されたことで構築部の権限はライダー・高長恭のマスター兼移送部の筆頭AIであるライノール・グシオンの手に渡る。喜びもつかの間、ライノールは「未来を知りたい」という自らの行動原理からAI聖杯戦争の真相に近づいたところを、正体不明の「アーチャー」の狙撃によって絶命する。残された高長恭やラニ=Tたちも再構成によって変質したマキリによって強奪され、主人公たちに向けてけしかけられる。今度こそマキリが倒されて一安心かと思いきや、今度はメドゥーサ(セイバー)がマスターのサクラとともに「ここではないどこか」へ逃るためにほかの区画を襲撃しだしたため、ラニ=XIIによってほかのマスターから追われる身となる。その際、「アーチャー」は何者かの命令を受けてメデューサを足止めするために攻撃する。メデューサは「アーチャー」に反撃するが、返り討ちに遭う。ただし、彼女の魔眼は「アーチャー」の位置を記録しており、今際の際に自分の魔眼という「概念」を主人公らに託す。
魔眼をたどった先にいたのは、職務優先のためにAI聖杯戦争への参加を見送っていたはずDXであり、その正体はアーチャーのサーヴァント・ドゥルガーだった。ドゥルガーのマスターでもあるラニ=XIIは、人理を救う戦いに向けた戦力増強のために、カルデア内のデータベースや呼び寄せたサーヴァントたちを利用してアルターエゴを量産するためにAI聖杯戦争を引き起こしており、この場にいる全員は人工アルターエゴであることを告げる。自分の正しさを信じ切っているラニ=XIIは、主人公たちの抗議にも耳を貸すどころか、仕切り直しのためにドゥルガーに主人公たちを排除させようとする。だが、真の黒幕はドゥルガーであり、彼女は別側面であるカーリーへと変貌し、シヴァを呼び寄せるために激しく舞う。これにより彼女と接続していたラニ=XIIは衰弱する。主人公たちがカーリーと激戦を繰り広げる中、ラニ=XIIはシオンの応急処置を受ける中で、自分の正体が人類を救うことに重きを置きすぎた「救済」のアルターエゴであることに気づき、やがてAI聖杯戦争は失敗であることを認める。ドゥリーヨダナはビーマと相打ちになり、AI聖杯戦争は勝者無しという幕切れを迎える。ラニ=XIIは筆頭AIたちの中で唯一生き残ったセレシェイラに権限を譲渡したあと、消滅する。そして、主人公一行は現実世界に帰還する。
2023年9月10日実装。
オリュンポスがあった座標に人理の揺らぎが発生。カルデアが駆け付けると消滅したはずのU-オルガマリーがいた。そこに伯爵と名乗る異星の使徒の声がし、それはU-オルガマリーの魔力の残滓を元に作ったE-オルガマリーであると語る。E-オルガマリー(フレアマリー)を倒すと、他にまだ3体のE-オルガマリーがいると伯爵は今後の戦いを予告する。
2024年3月20日実装。イベントシナリオ「監獄塔に復讐鬼は哭く」の内容にもかかわるため、ラセングルよりネタバレの注意喚起がなされた。
ノウム・カルデアが手に入れた音声データから「伯爵」の正体をつかむべく、ジャンヌ・ダルクおよびジャンヌ・ダルク(オルタ)、そしてマリー・アントワネットを呼び出した。マリーが音声データに聞き覚えがあったことから、「伯爵」の正体は18世紀のフランス王家に関する人物、特に首飾り事件の首謀者と目されたカリオストロ伯爵である可能性が浮上した。彼は首飾り事件後の1795年に獄死したことになっているが、後から来た巌窟王の話から、何らかの理由で長命となり、少なくとも1838年の時点で活動していたことが判明する。「伯爵」が巌窟王だと思っていたカドックは主人公にそれを否定されるも、言いなりにならないようくぎを刺す。
主人公が巌窟王とカドックと別れた後、ノウム・カルデアの英霊召喚システムが勝手に作動し、アサシンのサーヴァント、耀星のハサンを召喚する。耀星のハサンから口早々「また会った」と言われ、戸惑ってるうちに主人公は眠りについてしまう。
目を覚ますとそこは2015年の東京を模した特異点だった。同級生の折田らや、幼馴染のキリエと一緒に学園生活を過ごす中、転校生として耀星のハサンと出会う。主人公の陰に潜んでいた巌窟王から七つの試練としてサーヴァントが送り込まれることを知らされる。二つ目の試練が始まる前に何者かの手で母と妹、キリエが殺される。その後特異点に最後の異星の使徒「伯爵」ことカリオストロが潜り込んでいたことが判明する。彼は汎人類史側の英霊であると釈明し共に現れたマリー・アントワネット・オルタを手に掛け身の潔白することで主人公達と協力関係を結ぶ。その直後にモンテ・クリスト伯を名乗る別霊基の巌窟王が現れ、自分は最後の試練であることを伝えその場を去った。かつてゲーティアの策略で監獄塔に閉じ込められた時に共闘したあの巌窟王ではないかと考える。
第六の試練を突破した後にジャンヌ・オルタから、カルデアが南極に向かうためには恩讐の炎を抱いたアヴェンジャーはカルデアから去る必要があることを伝えられ、彼女の最後のお願いを聞き届けた直後に七度目の喇叭が鳴る。カリオストロ、耀星のハサンと合流すると向かったのは自分の家の父の書斎。妹が生前入ってはいけないと言っていた場所に入るとどこまでも続く下りの螺旋階段だった。道中でカリオストロが異星の使徒としての本性を現し主人公を手に掛けるがハサンが持っていたモンテ・クリスト伯の礼装と消滅をかろうじて免れていたマリー・オルタの登場により一命をとりとめ、カリオストロを撃破する。二人はここで消滅したため主人公一人でモンテ・クリスト伯と対峙する。この特異点が主人公の精神世界であること、主人公に復讐というものを知ってもらうために用意したことを明かす。試練を乗り越えた先に見出した答えを示し眠りから目を覚ました。その夜、巌窟王と共に主人公の旅路を見守っていたというエデとの対話を経て特異点に戻ることを決める。
一方、主人公の前から去っていたジャンヌ・オルタ、サリエリ、景清、ニトクリス・オルタ、ゴルゴーンとヘシアン・ロボはモンテ・クリスト伯のやり残しを行うために特異点に残っていた。道中で主人公と合流し心奥にある廃棄孔にたどり着く。そこにはカリオストロの本体が巣くっていたがこれを焼却することに成功。最後の別れを済ませ、恩讐の炎を抱くアヴェンジャー達はカルデアから退去していった。
後日、カリオストロがあのようなことになっていたのがかつて異星の使徒として活動していた時の道満がしでかしていたことが原因であることが暗に示唆され、何か悪巧みをしているなと察した清少納言にお仕置きをされている。
北米大陸を航行するストーム・ボーダーの食堂にE-オルガマリーが出現する。自身を零潮遺分體アクアマリーと名乗る彼女はフレアマリーのリベンジとしてバミューダトライアングルの決戦を要望する。激闘の末にアクアマリーを倒したカルデアは自分が「喜怒哀楽」の「楽」の部分であること、プリテンダーのクラスがカルデアスを出自とするものであること、ダ・ヴィンチが欲しがっている情報は「哀」と「喜」が持っていることを明かした。「哀」ことフレアマリーは既に倒していたため、「喜」に望みをかけるも今のカルデアでは到底敵わないと忠告し、「怒」を探すよう忠告し消滅した。
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