浜名バイパス(はまなバイパス)は、静岡県浜松市中央区から静岡県湖西市を結ぶ、全線4車線の国道1号(国道42号重用)バイパスである。
かつては有料バイパス道路であったが、2005年(平成17年)に無料開放された。自動車専用道路のため、歩行者・自転車・原動機付自転車・125 cc以下の二輪車及びミニカーは通行禁止となっている。
概要
豊橋浜松道路を構成する地域高規格道路のひとつであり、浜名湖の最南端部である「今切口」を浜名大橋で通過する。潮見バイパスに接続する事で、豊橋と浜松の郊外同士の区間であれば約15 - 20分、中心市街地間では約40 - 60分で結ぶ。東名高速道路は両市とも市街地から離れた北側を通過するため、豊橋と浜松の都市間移動にはこの道路がよく利用されている。更に、2013年(平成25年)6月に国道23号豊橋東バイパスが全線開通した事から当バイパス・潮見バイパス・豊橋東バイパス・豊橋バイパスとも連結しており、豊橋バイパスの豊川為当IC(豊川市)まで直通で行ける様になっている。高規格道路のため、制限速度が80 km/h、信号は1箇所も無く片側2車線のため流れがきわめて良いが、坪井IC以東は制限速度が60 km/hに指定されている。
- 起点:静岡県浜松市中央区篠原町(篠原IC)
- 終点:静岡県湖西市新居町浜名(大倉戸IC)
- 全長:12.7 km
- 車線数:4車線
- 設計会社:日本構造橋梁研究所
歴史
- 1978年(昭和53年)3月24日:日本道路公団が管理する一般有料道路として供用開始。
- 1997年(平成9年)6月 - 料金値下げ(普通車 : 250円→200円)。
- 1999年(平成11年)4月1日 - 夜間(22:00 - 翌6:00)東海4バイパスの他の道路(藤枝バイパス・掛川バイパス・磐田バイパス)と同時に無料化。
- 2005年(平成17年)3月30日22時:国土交通省が日本道路公団よりバイパスを買い取る(国と静岡県が費用を負担)事によって、東海4バイパスの他の道路と同時に無料開放。
- 2014年(平成26年)2月15日12時:新居弁天ICの通行形態を変更。
- 2016年(平成28年)4月1日:国道1号の本線機能が当バイパスに一本化された。
- これに伴い従来の路線のうち、国道301号との重複区間であった篠原交差点 - 栄町交差点(湖西市新居町新居)間は同国道の単独区間に、栄町交差点 - 大倉戸IC入口交差点(湖西市新居町浜名)間は静岡県道417号新居浜名線に各々指定変更された。また、先述の2区間は国道42号との重複区間でもあったが、国道42号は重複という形で当バイパスに編入された。なお、大倉戸IC以西は引き続き現在の路線のままである。
接続するバイパスの位置関係
(東京方面)浜松バイパス - 浜名バイパス - 潮見バイパス(大阪方面)
インターチェンジなど
主な構造物
脚注
関連項目
- 国道1号
- 国道42号
- 豊橋浜松道路
- バイパス道路
- 日本のバイパス道路一覧
- 地域高規格道路一覧
- 無料開放された道路一覧
外部リンク
- 国土交通省中部地方整備局
- 国土交通省浜松河川国道事務所
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