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佐藤美和子


佐藤美和子


佐藤 美和子(さとう みわこ)は、『週刊少年サンデー』で連載されている青山剛昌原作の漫画作品、およびそれを原作とするテレビアニメなどのメディアミックス『名探偵コナン』の作品に登場する架空の人物である。

アニメでの声優は湯屋敦子が担当する。ドラマでの俳優は上野なつひが担当。

人物

警視庁刑事部捜査第一課強行犯捜査三係の警部補。捜査一課のアイドル的存在で、狙撃・格闘技術共に作中有数の実力者でもある(後述)。誕生月は4月。年齢は推定28歳、刑事歴は4年以上と示唆されている。一人称は「私」。二十世紀梨が大好物で、嫌いな食べ物はないが、フランス料理を「肩が凝るようなお店で苦手」と発言したことがある。

父の佐藤 正義(さとう まさよし、声 - 大川透)は元捜査第一課強行犯捜査三係の警部だったが、物語開始の18年前に殉職している(その際、二階級特進により警視正となった)。入庁後、父の使用していた手錠をお守り代わりに持っている。マンションで一人暮らしだが、母(本名は不明。声 - 秋元千賀子)が暮らす実家も都内であり、非番の日に帰ることも多い。その際には寝転びながらテレビを見ている姿を嘆いた母から、よく見合い話を持ち出される。一度、母の勧めで白鳥任三郎とお見合いしたことがあるが、本人はよそ見しながら足の指で適当に見合い写真をつまみあげた結果、偶然その写真の人物が白鳥だっただけで、一応見合いには行ったものの本人はまったく乗り気ではなかった。なお、少年探偵団が所属する帝丹小学校1年B組のクラス担任である小林澄子が眼鏡を外した姿は佐藤とそっくりの顔であり、そのことが白鳥が佐藤に惚れていた原因となっている。佐藤は初めて小林の顔を見たときに「どこかで見たような顔」と言っているが、自分と小林がそっくりであることを気付くまでには至っていない。アニメでは両者の髪の色は違っており、佐藤は茶色に近い黒髪に対し、小林は青色に近い黒髪である。

勘は非常に鋭く、自ら推理をして事件の真相に迫ることもある。江戸川コナンが毛利小五郎を眠らせて「眠りの小五郎」を演じた際には本当に寝ているのではないかと疑った佐藤が彼の口をつねっていたため、コナンは佐藤の前では「眠りの小五郎」を控えるように心がけている。また、担当した事件の裏に黒ずくめの組織が関わっていたときも、コナンや小五郎の動向とは関係なく裏で暗躍する存在には薄々感づいていた。コナンの正体には気付いていないものの推理力は高く買っており、彼が事件の捜査に関与することにも比較的寛容である。「高校生探偵」と騒がれる工藤新一と服部平次に関してはその能力に疑いを持っていたが、犯人を特定するまでの捜査の迅速ぶりを見た際には驚愕していた。

正義感と使命感が強い一方、激情に駆られやすい面もあり、同僚の仇である犯人を復讐心から射殺しかけたことがある。

劇場版には第4作『瞳の中の暗殺者』で初登場。同作では蘭を庇おうとした際、犯人の銃撃で重傷を負わされ、数日間意識不明となって生死をさまようが、エンディング前には無事に意識を取り戻したことが語られている。以降の劇場版では、第7作『迷宮の十字路』から後遺症も無く復帰して目暮警部たちと共に活躍し、劇場版でも警視庁の常連メンバーとしてほぼ毎年登場するようになる。

基本的には高木渉とセットで登場するが、稀に高木抜きで登場することもある。共演キャラクターに関しては蘭や園子との絡みは少なく、また服部平次なども共演する機会も非常に少ないため、少年探偵団の方が多い。

第1回キャラクター人気投票での順位は13位(21票)。2020年5月7日発売の雑誌『ダ・ヴィンチ』2020年6月号で実施された「読者にしあわせを与えてくれたキャラ」ランキングでは18位を獲得した。

連続ドラマでは目暮が登場しないため、彼の役割を兼ねている。

射撃・格闘技術

原作とテレビアニメ版で発砲シーンが描かれている唯一の刑事であり、劇場版では音楽ホール内にて十数メートル離れた隣のボックス席にいる犯人が手に持った携帯電話サイズの起爆装置を、狙撃用の追加装備も無しに使用拳銃のニューナンブM60の一撃で撃ち落とすなど、射撃技術は全般的に相当な高さの実力を持つ。なお、同銃については当初は前期型、それ以降は後期型(最終型)を使用している。

格闘技も得意で、初登場時に関節技を決め、それ以降も犯人を逮捕する際にはキレのある技を披露している。劇場版では人質に取られた状態からジャーマン・スープレックスも決めている。派手な容姿に変装しての囮捜査中には、それに気付かずナンパしてきた柔道の達人でもある小五郎を一撃で倒している。また、歩道橋から走行中のバスの屋根へ飛び降りた犯人を追いかけた際には自分も後続車の屋根へ飛び降りたうえ、さらに地上へ飛び降りた犯人を追って自分も飛び降りるなど、先述の射撃も含めて洋画ばりのアクションシーンまで描かれている。

運転技術

車の運転技術も非常に高く、事件遺族の少女を見舞うために走り屋の聖地・群馬県の冬名峠へ通い詰めた際、伝説のドライバー「銀白の魔女」として語り継がれていたことがあったが、本人はまったく知らない。犯人を追跡する際には、父から受け継いだ黒のマツダ・RX-7(FD3S)を、WRCのドライバーに負けず劣らずの技術で走らせるのが常である。ドリフト走行の際には悲鳴のような大声をあげる奇癖があり、それが前述の「魔女」の字の由来となっている。ただし、車についての知識は先述のRX-7の型式が「FD」ということすら知らないほど疎く、外車のことだと思っていたほどである。なお、テレビアニメ版ではキャリアカーを運転するシーンもあるなど、大型自動車免許も取得済みであることが描かれている。

対人関係

3年前に爆弾事件で殉職した同僚・松田陣平に想いを寄せていたが、同一犯によって起こった事件を解決することで吹っ切れた。その後は、以前から気になる存在であった高木渉と急接近し、現在は恋人同士である。フラッシュバックで松田の最期を思い出すこともあるが、思い出を胸に秘めながらも高木との仲も進展している。非番の日にはよく同僚たちの目を盗んでデートをしており、当初はそのことをよく思わない捜査一課の男性総動員で張り込まれることもあった。仕事中でも、場合によってはたとえ犯人逮捕の直前でも2人だけの世界に入ってしまうことがある。

親友の宮本由美に誘われて数合わせの合コンに参加することもあることから、その影響で警視庁以外の男性陣からも慕われているが、左手の薬指の意味やホワイトデーを知らず、由美に言われて初めて存在そのものを知るに至るなど、男女交際に関する一般的知識に疎い傾向がある。本人曰く、高木と接近する以前にも松田刑事を含めて複数の片思い経験があったらしく、恋愛経験そのものが皆無だったわけではない。

目暮十三警部には亡き父と姿を重ねており、父のように慕っている。

初恋の人物はルパン三世。その後、ルパンと共演した際には銭形警部の指揮下に入り、ルパンの逮捕任務に燃えて一度は手錠をかけるが、その直後に銭形共々感電で焦がされるという、コミカルな返り討ちに遭っている。

脚注

注釈

出典

外部リンク

  • 佐藤美和子 - 名探偵コナン(読売テレビ) - ウェイバックマシン(2015年10月3日アーカイブ分)
    • 佐藤美和子 - 名探偵コナン(読売テレビ)
  • 佐藤美和子 - 木曜ミステリーシアター「名探偵コナン 工藤新一への挑戦状」(読売テレビ)

Text submitted to CC-BY-SA license. Source: 佐藤美和子 by Wikipedia (Historical)



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