全国高等学校バスケットボール選手権大会(ぜんこくこうとうがっこうバスケットボールせんしゅけんたいかい、通称「ウインターカップ」)は、毎年年末に行われる日本の高校バスケットボールの選手権大会である。
1948年にこの大会の前身となる(旧)全国高等学校バスケットボール選手権大会が国体競技として開催。1951年に国体から分離され1963年にインターハイが開始されるとインターハイ内の一競技となり2016年までこの大会が全国高等学校バスケットボール選手権大会を兼ねていた(元号○○年全国高等学校総合体育大会バスケットボール競技大会兼第○○回全国高等学校バスケットボール選手権大会)。
1971年にこの大会のもうひとつの前身となる全国高等学校バスケットボール選抜優勝大会が開始され、以後1988年まで毎年3月に代々木第二体育館をメイン会場とする首都圏各地で毎年3月に開催されていた。当時テレビ中継していたテレビ朝日の編成上の都合などにより1988年より12月開催へと移行した。12月開催になった事により高校3年生に出場資格がある最後の大会となり、さらに「ウインターカップ」という愛称で呼ばれるようになった。1994年の第25回より東京体育館が会場として使用され始める。諸事情により1988年春開催の第18回大会(神戸市)や2012年開催の第43回大会(広島市)など東京以外で開催した年もあるが基本的には東京都内で開催していた。
長年に渡って夏の(旧)選手権大会(インターハイ)、秋の国体バスケ少年の部、年末の選抜優勝大会(ウインターカップ)が高校バスケの主な全国大会であったが日本バスケットボール協会の方針転換により2017年度より以下の変更がなされる事になった。
このような方針が示され、2017年度より実施されている。これにより新たに誕生したのが当大会である。このような経緯から大会の回数は(旧)選手権大会のものを受け継いでいるが大会の愛称「ウインターカップ」と出場・優勝回数は選抜優勝大会のものを受け継いでいる。またこの改革により当大会が名実ともに高校バスケ界の最高峰の大会となった。なお2018年度と19年度は東京体育館が改修のため18年度は武蔵野の森総合スポーツプラザで代替開催され、ソフトバンクが特別協賛し「SoftBank ウインターカップ2018」として行われた。第72回大会より、前回大会まで開催されていた3位決定戦の実施はなくなった。
各都道府県大会の優勝校(開催地は2枠)およびインターハイ優勝・準優勝校が出場する。さらに第72回大会より各ブロック選手権の優勝所属都道府県 が1枠(関東のみ準優勝所属都県を加えた2枠)増枠されて60校で行われる。また第74回大会よりインターハイ優勝・準優勝校に出場を付与するものから、チームが所属する当該都道府県に出場枠を付与することと公式ページにて明記され、優勝または準優勝をしたチームであっても予選免除されることはなく、優勝枠と準優勝枠で出場するには予選を優勝しなければならなくなった。
大会の優勝校には高松宮記念杯・同妃記念杯、高体連・JBAよりプレート、ウインターカップ、協会杯、全国高体連バスケットボール部杯、朝日新聞社杯、日刊スポーツ新聞社杯、ウイニングボールなどが授与。
第32回(2001年)からは日本文化出版「月刊バスケットボール」により「感動大賞」が創設されている。インターネット投票により大会を通じて最も印象に残ったチーム・個人を決めて表彰する制度である。男女それぞれ「Mr.ハイスクール」「Missハイスクール」の通称が付いている。受賞者は年明けの「月刊バスケットボール」誌上で発表される。
歴代感動大賞受賞者は以下の通り。
第47回(2016年)から日本文化出版「月刊バスケットボール」と「日本バスケットボール協会」によるコラボ企画「最優秀応援賞」が創設されている。インターネット投票により大会を通じて最も応援が印象に残ったチームを決めて表彰する制度である。受賞チームは男子決勝戦終了後及び「月刊バスケットボール」誌上で発表される。
歴代最優秀応援賞チームは以下の通り。
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