ザ・ラグビーチャンピオンシップ (英: The Rugby Championship)は、南アフリカ代表(スプリングボクス)、オーストラリア代表(ワラビーズ)、ニュージーランド代表(オールブラックス)、アルゼンチン代表(ロス・プーマス)の南半球4か国のナショナルチームが参加する国際リーグ戦。毎年8月から10月までのうち6週間程度の期間で行われる。主催はSANZAAR。北半球6か国代表によるシックス・ネイションズと並ぶ、強豪国リーグである。
1996年から2011年までは、南アフリカ、オーストラリア、ニュージーランドの3か国によるトライネイションズ(Tri Nations)として開催されていた。「Tri」は3か国対抗戦の「3」を表す。2012年からアルゼンチンが加入し4か国になったため、「ザ・ラグビーチャンピオンシップ」に名称が変更された。
2020年、新型コロナウイルス感染症の世界的流行を理由に南アフリカが辞退した。9年ぶりに3か国(アルゼンチン、オーストラリア、ニュージーランド)の対抗戦となり、開催地はオーストラリアのみに限定された。構成国は異なるものの、このときも「トライネイションズ」の名称を用いている。
オーストラリアとニュージーランドの対戦は、ブレディスローカップとして両国の伝統的な定期戦として組み込まれている。同様に、南アフリカとオーストラリアの対戦には、ネルソン・マンデラにちなんだマンデラチャレンジプレート、南アフリカとニュージーランドの対戦にはフリーダムカップ、オーストラリアとアルゼンチンの対戦にはピューマトロフィーが設けられ、勝者にはそれぞれ表彰が行われる。
勝ち点の合計で優勝を競う。
2021年まで、各チームとも 同一対戦相手とホームとアウェーを等しく入れ替え、ホームで3試合、アウェーで3試合の計6試合を行っていた。
2022年からはフォーマットを変え、「ミニツアー」的要素を取り入れた。これは、同じ相手チームに対して2試合連続でアウェーで試合を行う(2試合連続で行うために相手国へ遠征する)ほか、逆に、相手チームが2試合連続で試合をしに来る、という内容。観客が2試合続けて同一チームとの対戦を地元で観戦でき、遠征ツアーのようなボリューム感を増すねらいがある。残り2試合は、今までのようにホームとアウェーを入れ替えて1試合ずつ行う。なお、必ず1チームがビジターとして来ないことになる。チーム対戦構成は、年度ごとに変わる。
以下の表は2022年実施のもの。2023年はワールドカップ開催のため各チーム計3試合ずつの縮小版。2024年は、対戦チームを変えて再び下表のような形で行う。このフォーマットは少なくとも2025年まで行われる。
どちらか一方がホームとなる1試合ずつの対戦に縮小される。2007年・2011年は計4試合のみ、2015年・2019年・2023年は計3試合のみ行われた。
世界各地への放送・配信状況は以下の通り(2024年1月発表時点)。
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